日記

スパイスとスパイ活動

2024/02/17 21:28
 お取引先で提供されているカレーがおいしくて、真似して試行錯誤する日々が続き、結果、二日にいっぺんはカレーもしくはカレーに準ずるものを食べているここ数週間であります。食べきるために、職場へ持っていくお弁当もカレーでござい!
 どうにかしてあの味を再現したく、招待いただいたパーティーでも「このカレーには何が入っているのだろうか」とそんなことを頭の片隅でずっと考えていました。パーティー参加とはいえ、私は仕事上のスパイ活動(?)も兼ねているので、そこで交わされる会話に耳をそばだてつつ、舌と鼻はカレーを味わい、脳は複数の事象の分析にフル回転です。
 シェフにそれとなく秘訣をきいてみたのですが、たとえば玉ねぎを炒める時間がすでに私にとっては目ん玉飛び出るような時間だったので、その4分の1の時間で私は炒めてみました。もうその時点で再現できてない。勝手に短縮したその時間でも、タイマーが鳴ったときは目覚まし時計が鳴ったときのようにはっとし、つまり長い時間玉ねぎを炒めている間に無になっていました。使っているタイマーの音もなんか昔の目覚まし時計の音っぽいのです。心臓に悪い。
 写真は先日、ナンと一緒に写真を撮ってポストしたカレーと同じそれで、取引先の盛り付けを真似したターメリックライスVer. です。添えているサブジは、そちらで育てておられるさつまいもをいただいてつくりました。おいしかったです。
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 まさにその取引先についてですが、奇遇にも、こなもん荘の大家さんに似ています。こなもん荘シリーズは、もともと、『すいか』というドラマから思いついた作品でした。本当に、ああいう感じのひとがいるのだなあと昨年末は驚いていました。目玉商品もカレーだし。野菜も自分たちでつくっているし。ただし、そこで提供されているカレーは、お取引先ご本人が自ら作っているのではなく(こなもん荘の大家さんは自らまかないを務めていましたね)、地元で見つけたシェフを迎え入れて、提供しています。でもなんか、そうやって、自分の目指すことの実現のためにキーマンを集めているところが、やっぱり雑渡さんぽいというか(※ここでの雑渡さんとは、原作の雑渡さんではなく私の二次創作に登場する大家の雑渡さんを指しています)。そしてやはり奇遇にも、そのシェフがつくるパスタもおいしいのです。しかも尊奈門さんに相当するメンバが60人います。60人の尊奈門くん。もとい、タソガレドキ忍軍。すごい。甚兵衛さまに相当するひともいます。年末の屋外の忘年会におじゃました際(こちらの記事を参照ください https://plus.fm-p.jp/u/tr_labiatae/diary/article?id=5&bid=7)、その60人の忍軍(メンバ)が大家さん(お取引先ご本人)を囲んでもみくちゃにしはじめたとき、甚兵衛さま(に相当する人)が私に向かって、「見て。あれが雑渡イズムなんですよ」(「雑渡」のところは実際のお取引先さんのお名前です)と得意げに笑っておられました。

 それで、鉄砲玉さん(私の部署の先輩です。上司の許可なく外出し、いつもどこで何をしているのか不明なので鉄砲玉さんと内心で呼んでいます)は、もし、こなもん荘シリーズで例えるならば、どんな役割なのかなと考えてみました。おそらくは、こなもん荘の大家さん(=取引先)に事業性のある企画を提案する役割なので、なんとなんと、彼女は伊作くんなのかもしれないなぁと思いました。伊作くんのような医療従事者ではないので、提案内容はちょっとちがうけれども。そして私はといえば、彼女の壁打ち相手(にしてはポンコツですが)なので、長次かもですね。端役ですがめちゃめちゃ重要な役割でもあると思うので、そうなれるようがんばります。鉄砲玉さんにとってのいちばんの壁打ち相手である留三郎的な人物は、社内の別の部署の課長さんかなと思いました。彼は鉄砲玉さんのむかしの上司でした。
 かくして、大家さんのような圧倒的なカリスマ性をもつ人物は見つかったわけなのですが、シビアな話、現在困っているのは、山本陣内のようなブレインを担う人物もしくは機能が存在しないことです。牧之介みたいなあやしい人物はいるんですけどね(笑)。昨日も鉄砲玉さんと武装してその牧之介さんと対峙してきました。結果、彼も味方になりえる人物かなと思いました次第です。
 最近私が小麦粉をつかった料理にはまっているのも、こなもんさんとのご縁かなと思ったり(?)。

 もう一枚の写真は、そこで育てておられるじゃがいもをいただいて、つくったポテトサラダです。ほんのり甘いジャガイモでした。
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