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不意に、そんな俺たちに絡んでくる声。
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-こいつ…どっかで見たことあると思ったら、
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-おまえ、[#ruby=佐倉_さくら#]中の瀬名だろ?
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瀬名 眞白
…、

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予想外に振られた懐かしい呼び名に内心で少し驚きながら、優等生風の右側を陣取っているヤンチャ風を見据える。
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瀬名 眞白
だったら、なに?

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-こんなとこにいたのか…。
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-中学卒業した後、姿見ねえからどこ行ったのかと思ってたら…、
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-お偉い学校の生徒かよ。
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瀬名 眞白
…あー…もしかして俺って、実は結構有名?

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瀬名 眞白
おまえ、ボコった相手の中にいたっけ?

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瀬名 眞白
俺はおまえのことなんて、全然覚えてねーけど。

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-…、
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瀬名 眞白
あれ?
なんだよ、動揺してんじゃん。
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瀬名 眞白
嬉しくねーのかよ、気になってた俺と再会できて。

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瀬名 眞白
…それともあれか?
もしかして…戦意喪失か?
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-ち、ちげーよ!
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瀬名 眞白
おお…!
俺の過去って、わりと幅が効くんだな。
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-違うって言ってんだろーがっ!
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瀬名 眞白
いやいや、思いっきりビビってんじゃん。

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--ね、何者?こいつ。
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-あ、ああ…、
今は晴蘭にいるけど、中学のときの瀬名は荒れててさ、 -
-俺らの中学のヤツらともしょっちゅう喧嘩してたんだよ。
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--…へえ、そうなんだ。
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--こんな進学校で意外な人物発見…か。
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--ね?
佐倉中出身の…元不良の瀬名くん? -
フッと短く笑った刹那、
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《 ビュン―――!! 》
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優等生風は、持っていたペットボトルを俺に向けて力任せに投げつけた。
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瀬名 眞白
…!!

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風を切ってすっ飛んできたソレを、寸分の狂いなく裏拳で弾き飛ばす。
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瀬名 眞白
いきなりかよ、あぶねーな。

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--…!
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瀬名 眞白
まだほとんど中身残ってんじゃん。もったいねーことすんなよ。

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--…おまえ…、
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瀬名 眞白
なーに?

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瀬名 眞白
ぶち当たると思った?この俺に?

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瀬名 眞白
当たるわけねーだろ、そんなとろいスピードで。

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--…クッ、っ、こっちは3人いるんだからな!
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瀬名 眞白
だからなんだよ、

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瀬名 眞白
たったの3人だろーが。

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-瀬名ぁ…、
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-今日はおまえをボコボコにしてやっから!
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瀬名 眞白
上等!

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瀬名 眞白
サンドバッグになんのは、おまえらだ!!

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