『WCI編妄想小話集』全5話、更新です。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、こちらは本誌でWCI編が連載されている当時にわき起こった妄想をそのまま形にしたモノです。
今までは支部に置いていましたが、その中からお気に入りの話だけをサイトにきちんと残しておきたくなりまして。5話を加筆修正し、スキを押して頂いたお礼画面に置いていたお話もこちらへ移しました。

1話目『ゾウにて』は、かつてイベントに一般参加した時、ご挨拶かわりに勝手にお渡ししたお話。
いやぁ、その時の私、ホントに怖いもの知らずでした。
パンクハザードで子供達を助けると言いだした時のナミさんには明らかに反論したサンジだったけれど、ゾウに着いて傷ついたミンク族を目の前にした時には躊躇いつつも反論しなかったなって思って。そこを書きたかった記憶があります。

2話目『ゾウにて 2』は、もともと前後にもう少しお話がありましたが、新しい懸賞金額がわかった時に焦点を絞りたくて削りました。
新たな手配書を見て、少なからずサンジは動揺したハズで。そんな時にナミさんからほんの少しだけど幸せなひとときをもらっていたらいいなと思いました。
サンジが真面目な時の言葉は、ナミさんはちゃんと聞いてくれると思いますし。

3話目『バラティエにて』はサンナミではなく、サンジに想いを馳せたゼフのお話です。
これは個人的にとても気に入っている作品で。支部でも予想以上にたくさんのご反応を頂いて、本当に感謝ばかりです。
サンジが一緒にいてくれたお陰で、あの嵐で仲間をなくした寂しさからゼフも救われていた部分があったんじゃないかと思い、それが少しでもお伝えできてたら嬉しいです。

4話目『ナミさん』は時空を飛び超えてしまってますが、幼い頃のひとりぼっちだったサンジに、夢でもいいからこんなことがあったらいいな、と。
バラティエで初めてナミさんを見た時の様子とか、納得いくなぁと思ったり。
たしかこのお話を書いた当時は、本誌がサンジにとって本当に辛い内容で……少しでもサンジに幸せをあげたかった記憶があります。

そして5話目『居るべき場所へ』は、2016年のGLC7にサークル参加した時の無配用に書いたお話です。
これはサンナミストのお友達、まゆさんの「全て解決したのにサンジの手首につけられた腕輪の鍵がなくなって島から出られず、ルフィの覇王色の覇気で外すことになる｣という素敵な妄想に衝撃を受け、それを書いてみたいという私のお願いを快諾して下さったお陰で形になった作品です。
原作では結局レイジュが偽物にすり替えていたということで何事もなく終わってしまったのですが。
でも、私にとってはとても大切なお話です。


というわけで、WCI編の妄想話としてはこの5話のみ残しておきます。
今回改めてまとめてみて、さらに当時の日記を振り返ったりして。WCI編連載当時は本当に心臓が苦しかったかなぁと、毎週大騒ぎだったなぁと思い出しました。
今後の原作もどうなるかドキドキですが、しっかりついていこうと思います。

次回の更新は……旧サイトにのみ置いていた現パロ『待ち合わせ』の予定です。
そして作業的にはそれと並行しながら長編の修正も続けて、区切りがいいところで更新したいなぁと思っています。