ウシジマくん呟き
彼女候補 2
2026/02/04 17:13社長側はなにを思ってんでい!?
っていう…呟き小話…。
天邪鬼のくせに微妙に柄崎に対して独占欲あって欲しいよな。
通話が切れて、事務所はまた静かになる。
社長は、しばらくスマホを見たまま動かなかった。
「……」
“暇なら来いよ”。
軽く言ったつもりだった。
呼びつけるほどでもない、ただの一言。
——なのに。
「……はい!」
間も置かずに返ってきた声が、耳に残っている。
早すぎる。
社長は、ソファに深く腰を下ろす。
肘を膝に置いて、指を組む。
「……」
柄崎は、今どこにいた。
考えなくても、分かる。
女の気配。
ベッド。
終わったあとの、取り留めのない会話。
——それでも。
呼んだら、来た。
理由も聞かずに。
社長は、小さく舌打ちする。
「……呼ぶな、じゃねぇな」
独り言。
「……来るな、でもねぇ」
分かってる。
あいつは、“暇なら”の一言を、軽く受け取るふりをして、本気で来る。
それが、都合がいい。
——いや。
都合が良すぎる。
社長は、天井を見上げる。
「……」
考えているのは、女のことじゃない。
“来る”と答えた、あの即決。
迷った一瞬が、声に出なかったこと。
選んだ、という事実。
「……」
独占欲。
自覚したばかりの感情が、胸の奥で、静かに重くなる。
呼べば来る。
拒まない。
疑わない。
——それを、当たり前にしていいのか。
社長は、深く息を吐く。
「……悪い癖だな」
誰に向けた言葉か、分からない。
自分か。
柄崎か。
机の上の時計を見る。
早い。
もうすぐ着く。
社長は、
立ち上がって、いつも通りの場所に戻る。
何事もなかった顔。
でも、心のどこかで決めている。
——次は。
「……暇なら、じゃねぇな」
ぽつり。
「……ちゃんと、呼ぶ」
それが、今夜の結論だった。
っていう…呟き小話…。
天邪鬼のくせに微妙に柄崎に対して独占欲あって欲しいよな。
通話が切れて、事務所はまた静かになる。
社長は、しばらくスマホを見たまま動かなかった。
「……」
“暇なら来いよ”。
軽く言ったつもりだった。
呼びつけるほどでもない、ただの一言。
——なのに。
「……はい!」
間も置かずに返ってきた声が、耳に残っている。
早すぎる。
社長は、ソファに深く腰を下ろす。
肘を膝に置いて、指を組む。
「……」
柄崎は、今どこにいた。
考えなくても、分かる。
女の気配。
ベッド。
終わったあとの、取り留めのない会話。
——それでも。
呼んだら、来た。
理由も聞かずに。
社長は、小さく舌打ちする。
「……呼ぶな、じゃねぇな」
独り言。
「……来るな、でもねぇ」
分かってる。
あいつは、“暇なら”の一言を、軽く受け取るふりをして、本気で来る。
それが、都合がいい。
——いや。
都合が良すぎる。
社長は、天井を見上げる。
「……」
考えているのは、女のことじゃない。
“来る”と答えた、あの即決。
迷った一瞬が、声に出なかったこと。
選んだ、という事実。
「……」
独占欲。
自覚したばかりの感情が、胸の奥で、静かに重くなる。
呼べば来る。
拒まない。
疑わない。
——それを、当たり前にしていいのか。
社長は、深く息を吐く。
「……悪い癖だな」
誰に向けた言葉か、分からない。
自分か。
柄崎か。
机の上の時計を見る。
早い。
もうすぐ着く。
社長は、
立ち上がって、いつも通りの場所に戻る。
何事もなかった顔。
でも、心のどこかで決めている。
——次は。
「……暇なら、じゃねぇな」
ぽつり。
「……ちゃんと、呼ぶ」
それが、今夜の結論だった。
