念い
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今の俺の推しは視線の先にいる天使様
天使様は半年前の新学期、転入してきた
容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能
それを鼻に掛けることなく自分みたいな陰キャ、しかもオタクにも優しい
前に俺が落とした少女向けアニメの本を慌てて拾おうとするも、その前に丁度近くを歩いていた彼女が拾ってくれた
大抵その表紙を見るだけで自分を嘲笑うように見てくる女共とは違って彼女は軽く本についたホコリを払うように丁寧に叩き笑顔で差し出してくれた
『これ、たまたまテレビで見たけど面白いよね…コミックもあるんだ…これってレンタルショップとかでも借りれるのかな』
「う、うん。で、できるよ…」
本を受け取りながらモゴモゴと話す自分に目の前の彼女は気にした風もなく頷く
『じゃ、さっそく今日の帰りにでもレンタルショップ行こっかな!どったオススメの店ってある?』
「あ、そ、それなら、商店街にあるレンタルショップが、い、いいと思う…そ、そんな混んでない、し品揃えも、いいし…ボ、クもよく行くんだ」
『へぇ、じゃそこ「彩〜、遅れちゃうよ〜」あ、はいはーい!ごめんね、行かなきゃ。教えてくれてありがとね』
友達の声にハッとしたように返事をしたかと思えば笑顔でバイバイ、と軽く手を振り背中を向けて去っていった
思わず手を振り返すも既に姿は遠く思わずそのまま背中を見つめた
天使だとおもった
こんな見てくれも言動もオタク丸出しの自分と普通に接してくれた女の子
テニス部でいけ好かない奴らと仲良く話す姿をよく見る
お前らなんかが近づくなんておこがましい
でも天使様は優しいから付き合ってやってるだけだと分かっています
ボクはただただお慕い申しております
カタン
朝、下駄箱を開けると小さな紙が落ちてくる
目を細め拾い上げると丁寧に折られた手紙らしき物で表を見ると
"天使様"
『………………』
指で遊ぶように手紙を持ちカバンに入れれば教室に向かって歩き始めた
