念い
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「ゲームセット ウォンバイ 花岡 6-1」
跡部の声が響く中、辺りは静けさに包まれていて渋谷の荒い息遣いだけが響いていた
「嘘だろ…」
誰かがそうポツリと呟きザワザワとそれが伝染していく
そんな中、彩はネット近くまで行けば膝をついている渋谷に声をかける
『ねぇ、渋谷さん』
ビクッ
彩の声に体を震わせた渋谷が彩を見上げるもその顔色は悪い
『私、勝ったからさ、言う事1つ聞いてくれるよね?』
「………………」
何を言われる、とより顔色を悪くした渋谷に彩は続ける
『謝って』
誰に、とは言わない
自分の事をどう思われようが見られようがどうでもいい
でも跡部を筆頭に真剣にテニスに取り組んでる人達に、ただの嫉妬じみた考えで貶すことは許さない
跡部を越えようと頑張る人を
人の努力を笑う奴は許せない
『ねぇ、謝って』
何の事を言っているか分からない跡部達はただ見ている事しか出来ないが、再度彩が渋谷に向かって言えば「…悪かった」と頭を下げる
それを見た彩は目を細める
『この状況になっても尚、君の考えが変わらないようならここから去ることをお勧めするよ…私なんかよりずっと真剣で強いんだから』
その言葉に渋谷は顔を歪め立ち上がると足早にコートから出ていった
『さて、と、終わった終わった…私のわがままで練習の邪魔して悪かったね…ありがとう。ひとまず私は少し休憩させてもらってからマネージャーの真似事に戻るよ』
渋谷の姿がなくなれば審判までしてくれた跡部に声をかけ手を上げる
「あ、あぁ…」
跡部の戸惑うような返事に彩は眉を上げる
『え、マネージャーの真似事終わりにしていいの?』
「んなわけねぇだろ…それより聞きたいことがある」
『別にいいけど疲れたから少し休みたい』
未だザワザワした空気感に小さくため息をつく
こんな空気感にした自分が言えることではないが内心ため息をつく
『勝手にタオル使うよ。君達の部室にいるから聞きたいことがあるならそこで』
そう言ってコートを出ていく彩にコートの周りを取り囲んでいた人達が割れ我関せずといったようにその間を歩きはじめる
中には騒ぎを聞きつけ見に来たのだろう薫達の姿もあり驚きで目を見開き固まっている
自分達が知っている雰囲気と180°違う彩の様子に戸惑っているようにも見える
今は笑って話しかける余裕はない…
もう少し待ってくれ
「先輩」
『…日吉くん』
誰もが遠巻きにこちらを見ている中、声をかけられ振り返るとそこにいたのは日吉で彩は一瞬固まるも困ったように眉を下げる
「部室行くんですよね?付き合います…先にタオル使ってください」
タオルを差し出され素直に受け取れば小さく頷いた
跡部の声が響く中、辺りは静けさに包まれていて渋谷の荒い息遣いだけが響いていた
「嘘だろ…」
誰かがそうポツリと呟きザワザワとそれが伝染していく
そんな中、彩はネット近くまで行けば膝をついている渋谷に声をかける
『ねぇ、渋谷さん』
ビクッ
彩の声に体を震わせた渋谷が彩を見上げるもその顔色は悪い
『私、勝ったからさ、言う事1つ聞いてくれるよね?』
「………………」
何を言われる、とより顔色を悪くした渋谷に彩は続ける
『謝って』
誰に、とは言わない
自分の事をどう思われようが見られようがどうでもいい
でも跡部を筆頭に真剣にテニスに取り組んでる人達に、ただの嫉妬じみた考えで貶すことは許さない
跡部を越えようと頑張る人を
人の努力を笑う奴は許せない
『ねぇ、謝って』
何の事を言っているか分からない跡部達はただ見ている事しか出来ないが、再度彩が渋谷に向かって言えば「…悪かった」と頭を下げる
それを見た彩は目を細める
『この状況になっても尚、君の考えが変わらないようならここから去ることをお勧めするよ…私なんかよりずっと真剣で強いんだから』
その言葉に渋谷は顔を歪め立ち上がると足早にコートから出ていった
『さて、と、終わった終わった…私のわがままで練習の邪魔して悪かったね…ありがとう。ひとまず私は少し休憩させてもらってからマネージャーの真似事に戻るよ』
渋谷の姿がなくなれば審判までしてくれた跡部に声をかけ手を上げる
「あ、あぁ…」
跡部の戸惑うような返事に彩は眉を上げる
『え、マネージャーの真似事終わりにしていいの?』
「んなわけねぇだろ…それより聞きたいことがある」
『別にいいけど疲れたから少し休みたい』
未だザワザワした空気感に小さくため息をつく
こんな空気感にした自分が言えることではないが内心ため息をつく
『勝手にタオル使うよ。君達の部室にいるから聞きたいことがあるならそこで』
そう言ってコートを出ていく彩にコートの周りを取り囲んでいた人達が割れ我関せずといったようにその間を歩きはじめる
中には騒ぎを聞きつけ見に来たのだろう薫達の姿もあり驚きで目を見開き固まっている
自分達が知っている雰囲気と180°違う彩の様子に戸惑っているようにも見える
今は笑って話しかける余裕はない…
もう少し待ってくれ
「先輩」
『…日吉くん』
誰もが遠巻きにこちらを見ている中、声をかけられ振り返るとそこにいたのは日吉で彩は一瞬固まるも困ったように眉を下げる
「部室行くんですよね?付き合います…先にタオル使ってください」
タオルを差し出され素直に受け取れば小さく頷いた
