念い
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彩は放課後、総合病院に来ていた
何故かは分からないが真っ直ぐここに足が向かっていた
ロビーで高い天井を眺めていると「彩?」と声をかけられ顔を向けると驚いたような唯と松葉杖をついた日吉が居て思わず立ち上がる
「こんなところで会うとは思いませんでしたわ…どうしましたの?」
唯の問いかけにチラリと日吉を見るも目を逸らされてしまう
『えっ、と、ちょっと叔父さんの知り合いのおばあさんが腰痛めちゃって、その付き添い』
ははは、と笑いながら言えばそうでしたの、と眉を下げる
『唯達は?日吉君足捻ったって跡部が言ってたけど…大丈夫そう?』
「ええ、少し安静にすれば問題ないようですわ…無理しないように強制的にギプスと松葉杖をつけましたけど」
おそらく跡部あたりから言われたのだろう大袈裟までに巻かれたギプスに日吉の顔は険しい
『厳重に巻かれたねぇ…大変だ…日吉君、お大事にね』
「…はい、ありがとうございます」
視線を合わさないまま頭を下げてきた日吉に苦笑すると唯がそうだ、と手を合わせる
「彩、わたくしお父様に話しがありまして少しだけ日吉様とここで待っていてもらえません?」
「なっ、俺は1人で『変に動かないように見張っとけばいいんだね』ちょっ」
唯の言葉に日吉が反論しようとする前に彩が遮る
「そういうことですわ」
すぐ戻りますわね、と行ってしまった唯の姿を見送れば日吉を見るもどこか苦しそうな表情に彩は苦笑する
『…遮ってごめんね…とりあえず松葉杖も疲れるだろうし座りなよ』
彩の言葉に日吉は何も言わず座れば彩も1つ開けて座る
しばらく沈黙が続き大きなテレビで流れるニュースを眺める
『……ごめんね、日吉くん』
「……………」
『私、昔友達に距離感が近いって怒られた事があったから注意してたんだけど…また、やっちゃったみたい…』
彩が笑いながら自身の手のひらを額に当てる
『日吉くんとやり取りするのが毎日楽しくて…側にいるとポン太と一緒に居るときみたいに心地良くて…お見舞いに来てくれた時もそうだった…あの空間が気持ちよくて、温かくて………っ…だから多分糧が外れたんだと思う…ごめんね…もう私に構わなくていいからね』
それとはい、と封筒を取り出し日吉に差し出す
「なんですか、これ…」
『お見舞いに来てくれた時に立て替えてくれたお金…これで、終わり』
そう言い立ち上がれば日吉の前に立ち微笑む
『日吉くんたら私が最後に連絡した翌日にこんな捻挫するから私のせいだと思ったんだよー?でも、嫌ってる相手のことなんか考えてないよね、どんだけ自意識過剰なんだよって話しだよね…でも、本当に楽しかった、ありがとうね』
少し悲しげに笑う彩に日吉は目を見開き口を開くも唯の呼びかける声が聞こえ彩の視線はそちらに向く
『唯ー、ごめん、おばあさん終わってタクシー乗ったから私も帰るねー!』
「あら、そうでしたの?助かりましたわ、また明日学校で会いましょう」
『うん、また明日ね!…じゃあお大事にね』
一度日吉に笑いかければ彩は手を振って病院から出ていった
何故かは分からないが真っ直ぐここに足が向かっていた
ロビーで高い天井を眺めていると「彩?」と声をかけられ顔を向けると驚いたような唯と松葉杖をついた日吉が居て思わず立ち上がる
「こんなところで会うとは思いませんでしたわ…どうしましたの?」
唯の問いかけにチラリと日吉を見るも目を逸らされてしまう
『えっ、と、ちょっと叔父さんの知り合いのおばあさんが腰痛めちゃって、その付き添い』
ははは、と笑いながら言えばそうでしたの、と眉を下げる
『唯達は?日吉君足捻ったって跡部が言ってたけど…大丈夫そう?』
「ええ、少し安静にすれば問題ないようですわ…無理しないように強制的にギプスと松葉杖をつけましたけど」
おそらく跡部あたりから言われたのだろう大袈裟までに巻かれたギプスに日吉の顔は険しい
『厳重に巻かれたねぇ…大変だ…日吉君、お大事にね』
「…はい、ありがとうございます」
視線を合わさないまま頭を下げてきた日吉に苦笑すると唯がそうだ、と手を合わせる
「彩、わたくしお父様に話しがありまして少しだけ日吉様とここで待っていてもらえません?」
「なっ、俺は1人で『変に動かないように見張っとけばいいんだね』ちょっ」
唯の言葉に日吉が反論しようとする前に彩が遮る
「そういうことですわ」
すぐ戻りますわね、と行ってしまった唯の姿を見送れば日吉を見るもどこか苦しそうな表情に彩は苦笑する
『…遮ってごめんね…とりあえず松葉杖も疲れるだろうし座りなよ』
彩の言葉に日吉は何も言わず座れば彩も1つ開けて座る
しばらく沈黙が続き大きなテレビで流れるニュースを眺める
『……ごめんね、日吉くん』
「……………」
『私、昔友達に距離感が近いって怒られた事があったから注意してたんだけど…また、やっちゃったみたい…』
彩が笑いながら自身の手のひらを額に当てる
『日吉くんとやり取りするのが毎日楽しくて…側にいるとポン太と一緒に居るときみたいに心地良くて…お見舞いに来てくれた時もそうだった…あの空間が気持ちよくて、温かくて………っ…だから多分糧が外れたんだと思う…ごめんね…もう私に構わなくていいからね』
それとはい、と封筒を取り出し日吉に差し出す
「なんですか、これ…」
『お見舞いに来てくれた時に立て替えてくれたお金…これで、終わり』
そう言い立ち上がれば日吉の前に立ち微笑む
『日吉くんたら私が最後に連絡した翌日にこんな捻挫するから私のせいだと思ったんだよー?でも、嫌ってる相手のことなんか考えてないよね、どんだけ自意識過剰なんだよって話しだよね…でも、本当に楽しかった、ありがとうね』
少し悲しげに笑う彩に日吉は目を見開き口を開くも唯の呼びかける声が聞こえ彩の視線はそちらに向く
『唯ー、ごめん、おばあさん終わってタクシー乗ったから私も帰るねー!』
「あら、そうでしたの?助かりましたわ、また明日学校で会いましょう」
『うん、また明日ね!…じゃあお大事にね』
一度日吉に笑いかければ彩は手を振って病院から出ていった
