念い
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彩が図書室につき中に入るともう授業が始まるからなのか誰も居らず辺りを見渡す
『日吉くーん…』
小声で名前を呼べば奥の棚から日吉が顔をのぞかせる手招きされる
彩はそのまま日吉についていくと本に囲まれながらも少し開けた場所につく
そこには小さなベンチもあり日吉はそこに座っている
ベンチの上には本が伏せてありさっきまで読んでいた事が分かる
『図書室に、こんな場所あるんだ…』
「俺のお気に入りの場所です」
誰にも言わないでくださいね、と言われ彩は素直に頷く
『あ、そうじゃなくて、日吉君風邪引いてない?!私今更気づいて…大丈夫?』
「問題ないです。伊達にスポーツで鍛えてないですし自己管理してるので…それよりもう大丈夫なんですか」
僅かに心配そうな声音になった日吉に彩は頷く
『もう大丈夫…本当にありがとうね…多分日吉君が来てくれてなかったらもっと長引いてた…朝ごはんも用意してくれてたし…何もかも至れり尽くせりで…』
そう、日吉が来て看病してくれた翌日の朝、キッチンに行ったら用意してくれていたらしい下準備されたうどん等が置いてあったのだ
日吉の直筆なのか作り方が書かれたメモもあり彩は目を見開いた
冷蔵庫には買ってストックしといてくれたのだろうゼリーや飲料水が増えていた
「冷蔵庫の中見て驚きましたよ…何もないんですから」
『…いつも学校帰りに買い出ししたりするんだけど…それどころじゃなくなっちゃって…あ、お金明日持ってくるからいくらか教えて』
「そんなのいりませんよ…大した額じゃないですし」
『いやいや、そういう問題じゃなくて』
日吉の隣に座り必死に首を振る彩に日吉は少し考え
「じゃあ俺のお願い聞いてくれたらチャラでいいです」
『お願いでもなんでも聞くよ』
さあ、言いたまえと身を乗り出しながら言えば日吉がこちらに手を伸ばしてくる
その動作に今度は逃げる事はせず日吉を見ていると髪に触れられる
どこか優しい目をした日吉に目が離せない
「名前で呼んでくれませんか…それで俺も名前で呼んでいいですか」
『…名前…?』
「はい」
日吉のお願いに彩はきょとんとするが
『若…くん?』
「っ」
言われた通りに名前で呼べば日吉の目が見開かれすぐに顔を反らされる
「これからもそう呼んでください…呼び捨てでもいいので」
『?分かった』
日吉の様子に彩は首を傾げながら頷くと日吉は髪から手を離し立ち上がる
「これでもうお金はチャラでいいので…俺、そろそろ行きます」
『え…ちょ、ひよ…若くん?!』
そそくさと去っていってしまった日吉に彩は呼び止めようとするも図書室の扉が開閉される音にポカンとするしかなかった
『日吉くーん…』
小声で名前を呼べば奥の棚から日吉が顔をのぞかせる手招きされる
彩はそのまま日吉についていくと本に囲まれながらも少し開けた場所につく
そこには小さなベンチもあり日吉はそこに座っている
ベンチの上には本が伏せてありさっきまで読んでいた事が分かる
『図書室に、こんな場所あるんだ…』
「俺のお気に入りの場所です」
誰にも言わないでくださいね、と言われ彩は素直に頷く
『あ、そうじゃなくて、日吉君風邪引いてない?!私今更気づいて…大丈夫?』
「問題ないです。伊達にスポーツで鍛えてないですし自己管理してるので…それよりもう大丈夫なんですか」
僅かに心配そうな声音になった日吉に彩は頷く
『もう大丈夫…本当にありがとうね…多分日吉君が来てくれてなかったらもっと長引いてた…朝ごはんも用意してくれてたし…何もかも至れり尽くせりで…』
そう、日吉が来て看病してくれた翌日の朝、キッチンに行ったら用意してくれていたらしい下準備されたうどん等が置いてあったのだ
日吉の直筆なのか作り方が書かれたメモもあり彩は目を見開いた
冷蔵庫には買ってストックしといてくれたのだろうゼリーや飲料水が増えていた
「冷蔵庫の中見て驚きましたよ…何もないんですから」
『…いつも学校帰りに買い出ししたりするんだけど…それどころじゃなくなっちゃって…あ、お金明日持ってくるからいくらか教えて』
「そんなのいりませんよ…大した額じゃないですし」
『いやいや、そういう問題じゃなくて』
日吉の隣に座り必死に首を振る彩に日吉は少し考え
「じゃあ俺のお願い聞いてくれたらチャラでいいです」
『お願いでもなんでも聞くよ』
さあ、言いたまえと身を乗り出しながら言えば日吉がこちらに手を伸ばしてくる
その動作に今度は逃げる事はせず日吉を見ていると髪に触れられる
どこか優しい目をした日吉に目が離せない
「名前で呼んでくれませんか…それで俺も名前で呼んでいいですか」
『…名前…?』
「はい」
日吉のお願いに彩はきょとんとするが
『若…くん?』
「っ」
言われた通りに名前で呼べば日吉の目が見開かれすぐに顔を反らされる
「これからもそう呼んでください…呼び捨てでもいいので」
『?分かった』
日吉の様子に彩は首を傾げながら頷くと日吉は髪から手を離し立ち上がる
「これでもうお金はチャラでいいので…俺、そろそろ行きます」
『え…ちょ、ひよ…若くん?!』
そそくさと去っていってしまった日吉に彩は呼び止めようとするも図書室の扉が開閉される音にポカンとするしかなかった
