桜雨
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
跡部が部室に入るとボール磨きをしている彩を見つけ近づく
「彩」
呼ばれた彩はボール磨きを止め跡部を見る
『………景吾』
跡部らしくない行動に混乱してあの場にいた人達には部活に入るよう言って離れたがボール磨きをしながらずっと考えていた
跡部の身になにがおきた…?分からない…
本人に聞くしかないか、と思っていると扉が開き難しい顔をした跡部が近づいてきて自身の頬を撫でられ彩はその手に擦り寄るように目を細める
『…なにかあったのかい?』
そう聞くと撫でる手が止まり目が合ったと同時にはぁ、と跡部が大きなため息をつきそのまま彩を抱きしめる
急に抱きしめられ彩はきょとんとしながら跡部の背中を叩き
『人の顔を見て溜息とは失礼だな』
「彩…お前…忍足の事どう思ってる?」
『はい?侑士?』
唐突な質問に彩は跡部の背中を叩く手を止め聞くも跡部は答えないため少し考える
「……」
『…学年3位の頭脳の持ち主で氷帝テニス部のナンバー2で丸眼鏡の関西人』
「…それだけか?」
『他に?そうだな漫画を借りたり…たまに恋愛相談?みたいなものに乗ってもらってる』
ピク
彩の言葉に体を離し不機嫌な顔で今度は肩を掴まれる
「あんな丸眼鏡に恋愛相談までしてんのか」
その表情と言葉に彩は頷き首を傾げる
『?だめなのかい?』
勉強のため漫画を貸してもらってることは事前に跡部には言ってあったが相談してることは言っていなかった…むず痒くなるからだ
未だ不機嫌に見てくる跡部に彩はハッとしたように目を見開く
『…景吾、もしかしてキミは侑士にヤキモっ、ん』
ヤキモチを焼いているのか、と言おうとするも言い終わる前に口を塞がれてしまう
「それ以上は言うんじゃねぇ」
跡部の行動が図星からくるものだと分かった彩は困ったように眉を下げる
『侑士はただの友人だよ。それ以上でもそれ以下でもない…君とは…景吾とは違うと断言できるよ』
「何が違う」
『全てが』
そう、全て違う
嘘をつけない自分
昔からこの体質のせいで感情に振り回されることのないように制してきた
今まで自分を慕ってくれる人がいても、褒める人がいても、侑士が睨んできても、それでジロが泣いても…亮が、岳が自分のことで怒っても、
全て客観視して見てしまう
それは昔からで習慣づいてしまった
だから自他ともに認める程に感情が表にでなくなった
そんな自分でも心動かされた人物
自分を見つめる優しい目、抱きしめてくる力強い腕、頼もしく安心できる背中、自分の名前を呼ぶ声
いや…そんなもので表現できないくらい目の前の男は他とは違う
『景吾、キミはバカだよ』
「あーん?」
彩の言葉に跡部は眉を上げたが跡部の頬に手を伸ばし両手で挟み込む
『景吾、言ったでしょう。わたしは君が好きだと…私は景吾にしかこんなことしない…景吾だけだよ。こんな気持ちになるのは…』
そう言いながらゆっくり顔を近づけ触れるだけのキスをする
ゆっくりと顔を離せば不意を突かれたような顔をした跡部と目が合う
『これでも信じられないというなら…どうしようもないのだが…』
至近距離のまま言えば腰を引き寄せられ頬にキスをされる
「可愛いじゃねぇの」
先程までの表情とは違い綺麗な微笑みに彩はなんとも言えない気持ちになり跡部の胸元を手で押し
『…分かってくれたなら…早く部活戻って…私、ボール磨きの続きにしたいから』
「はいはい」
じゃあな、と彩の頭を撫でて出ていく跡部
その後ろ姿を見送り扉が閉まるとソファの背もたれに体を預ける天井を仰いだ
「彩」
呼ばれた彩はボール磨きを止め跡部を見る
『………景吾』
跡部らしくない行動に混乱してあの場にいた人達には部活に入るよう言って離れたがボール磨きをしながらずっと考えていた
跡部の身になにがおきた…?分からない…
本人に聞くしかないか、と思っていると扉が開き難しい顔をした跡部が近づいてきて自身の頬を撫でられ彩はその手に擦り寄るように目を細める
『…なにかあったのかい?』
そう聞くと撫でる手が止まり目が合ったと同時にはぁ、と跡部が大きなため息をつきそのまま彩を抱きしめる
急に抱きしめられ彩はきょとんとしながら跡部の背中を叩き
『人の顔を見て溜息とは失礼だな』
「彩…お前…忍足の事どう思ってる?」
『はい?侑士?』
唐突な質問に彩は跡部の背中を叩く手を止め聞くも跡部は答えないため少し考える
「……」
『…学年3位の頭脳の持ち主で氷帝テニス部のナンバー2で丸眼鏡の関西人』
「…それだけか?」
『他に?そうだな漫画を借りたり…たまに恋愛相談?みたいなものに乗ってもらってる』
ピク
彩の言葉に体を離し不機嫌な顔で今度は肩を掴まれる
「あんな丸眼鏡に恋愛相談までしてんのか」
その表情と言葉に彩は頷き首を傾げる
『?だめなのかい?』
勉強のため漫画を貸してもらってることは事前に跡部には言ってあったが相談してることは言っていなかった…むず痒くなるからだ
未だ不機嫌に見てくる跡部に彩はハッとしたように目を見開く
『…景吾、もしかしてキミは侑士にヤキモっ、ん』
ヤキモチを焼いているのか、と言おうとするも言い終わる前に口を塞がれてしまう
「それ以上は言うんじゃねぇ」
跡部の行動が図星からくるものだと分かった彩は困ったように眉を下げる
『侑士はただの友人だよ。それ以上でもそれ以下でもない…君とは…景吾とは違うと断言できるよ』
「何が違う」
『全てが』
そう、全て違う
嘘をつけない自分
昔からこの体質のせいで感情に振り回されることのないように制してきた
今まで自分を慕ってくれる人がいても、褒める人がいても、侑士が睨んできても、それでジロが泣いても…亮が、岳が自分のことで怒っても、
全て客観視して見てしまう
それは昔からで習慣づいてしまった
だから自他ともに認める程に感情が表にでなくなった
そんな自分でも心動かされた人物
自分を見つめる優しい目、抱きしめてくる力強い腕、頼もしく安心できる背中、自分の名前を呼ぶ声
いや…そんなもので表現できないくらい目の前の男は他とは違う
『景吾、キミはバカだよ』
「あーん?」
彩の言葉に跡部は眉を上げたが跡部の頬に手を伸ばし両手で挟み込む
『景吾、言ったでしょう。わたしは君が好きだと…私は景吾にしかこんなことしない…景吾だけだよ。こんな気持ちになるのは…』
そう言いながらゆっくり顔を近づけ触れるだけのキスをする
ゆっくりと顔を離せば不意を突かれたような顔をした跡部と目が合う
『これでも信じられないというなら…どうしようもないのだが…』
至近距離のまま言えば腰を引き寄せられ頬にキスをされる
「可愛いじゃねぇの」
先程までの表情とは違い綺麗な微笑みに彩はなんとも言えない気持ちになり跡部の胸元を手で押し
『…分かってくれたなら…早く部活戻って…私、ボール磨きの続きにしたいから』
「はいはい」
じゃあな、と彩の頭を撫でて出ていく跡部
その後ろ姿を見送り扉が閉まるとソファの背もたれに体を預ける天井を仰いだ
