桜雨
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「次の日、探したら花岡先輩だって分かったんです」
「彩、カッコE〜」
日吉の話が終わるとジローがキラキラした目で言い鳳も大きく頷く
「ホンっとかっこよかったです!」
ワイワイと鳳とジローが話しているのを横目に忍足が笑う
「…それが俺等に取り入ろうとする伏線やったらどうするんや?」
「…え」
忍足の言葉に一瞬沈黙が走るもジローが首を傾げる
「どういうことだC」
「どうもこうも…鳳と日吉を助けたんも、今更になってジロー達と会おうとしたんも、この部室を掃除した事も…あぁ、私物ちゃんと確認したほうがええで…触ってないって言うてても実際部室一人で居った事は事実やから不安やし」
「忍足」
忍足の言葉になにが言いたいのか分かったジローをはじめ向日や宍戸も目を見開き、跡部は諌めるように声を鋭くする
「彩はそんな奴じゃねぇ!!」
「そんなん分からんやろ…幼馴染っちゅう立場を利用して俺達に近寄ろうとしてるんやない?おかしいやろ、今更でてきて」
「それは俺のお袋が彩に忘れ物を渡してくれって頼んだから」
「そもそもそれすら嘘だったら?…ホンマに頼まれて持ってきたんか?」
「当たり前だろ!?お袋にも確認済みだよ!」
「庇おうとしてるんやないか?」
忍足の言葉に宍戸が怒り声を上げ言い合いがはじまる
「侑士、どうしたんだよ!本当に彩はそんな奴じゃねぇんだって!」
パートナーからの疑う言葉に悲しいやら怒りやらの感情が蠢き、どうしても声が震えてしまう
それを隠すように語尾を強くするも忍足は苦笑を浮かべる
「利用、されてるんやない?」
「っ、忍足てめぇ!「やめるC!」
殴りかかろうとする宍戸を止めたのはジローの大声で
驚いた全員がそちらを向けばそれぞれが目を見開き跡部が思わず声をかける
「ジロー、なに泣いて」
「……忍足が、女子が嫌いなのは分かってるC…でも一括りにしないで欲しい…彩は俺達テニス部なんかに興味ない…彩は、彩は、違うんだC…」
ポロポロと涙を流し話す姿に全員が息を詰めそれ以上なにも言わず部室を飛び出していったジローに誰も声をかけられずにいた
「ここまでだ…おら、授業がはじまる」
気まずい雰囲気のなか跡部がそう言えば納得いってない宍戸が忍足を睨みつける
「これ以上、彩のこと否定すると許さねぇから」
乱暴に鞄を持って出ていく宍戸と忍足を気にしながらも追いかける向日
ぞろぞろと部室を出ていき最後に忍足と跡部だけが残る
「やってもぅた…」
「馬鹿だろお前…」
ポツリと呟いた忍足に跡部が大きく溜息を吐く
「…危機感持てって伝えようとしただけやったのに…まさかジローが泣くとは思わんやん…一気に頭冷えたわ」
「宍戸達にとって花岡は地雷だったな…後でジローには謝っておけよ」
「わかっとる…」
「彩、カッコE〜」
日吉の話が終わるとジローがキラキラした目で言い鳳も大きく頷く
「ホンっとかっこよかったです!」
ワイワイと鳳とジローが話しているのを横目に忍足が笑う
「…それが俺等に取り入ろうとする伏線やったらどうするんや?」
「…え」
忍足の言葉に一瞬沈黙が走るもジローが首を傾げる
「どういうことだC」
「どうもこうも…鳳と日吉を助けたんも、今更になってジロー達と会おうとしたんも、この部室を掃除した事も…あぁ、私物ちゃんと確認したほうがええで…触ってないって言うてても実際部室一人で居った事は事実やから不安やし」
「忍足」
忍足の言葉になにが言いたいのか分かったジローをはじめ向日や宍戸も目を見開き、跡部は諌めるように声を鋭くする
「彩はそんな奴じゃねぇ!!」
「そんなん分からんやろ…幼馴染っちゅう立場を利用して俺達に近寄ろうとしてるんやない?おかしいやろ、今更でてきて」
「それは俺のお袋が彩に忘れ物を渡してくれって頼んだから」
「そもそもそれすら嘘だったら?…ホンマに頼まれて持ってきたんか?」
「当たり前だろ!?お袋にも確認済みだよ!」
「庇おうとしてるんやないか?」
忍足の言葉に宍戸が怒り声を上げ言い合いがはじまる
「侑士、どうしたんだよ!本当に彩はそんな奴じゃねぇんだって!」
パートナーからの疑う言葉に悲しいやら怒りやらの感情が蠢き、どうしても声が震えてしまう
それを隠すように語尾を強くするも忍足は苦笑を浮かべる
「利用、されてるんやない?」
「っ、忍足てめぇ!「やめるC!」
殴りかかろうとする宍戸を止めたのはジローの大声で
驚いた全員がそちらを向けばそれぞれが目を見開き跡部が思わず声をかける
「ジロー、なに泣いて」
「……忍足が、女子が嫌いなのは分かってるC…でも一括りにしないで欲しい…彩は俺達テニス部なんかに興味ない…彩は、彩は、違うんだC…」
ポロポロと涙を流し話す姿に全員が息を詰めそれ以上なにも言わず部室を飛び出していったジローに誰も声をかけられずにいた
「ここまでだ…おら、授業がはじまる」
気まずい雰囲気のなか跡部がそう言えば納得いってない宍戸が忍足を睨みつける
「これ以上、彩のこと否定すると許さねぇから」
乱暴に鞄を持って出ていく宍戸と忍足を気にしながらも追いかける向日
ぞろぞろと部室を出ていき最後に忍足と跡部だけが残る
「やってもぅた…」
「馬鹿だろお前…」
ポツリと呟いた忍足に跡部が大きく溜息を吐く
「…危機感持てって伝えようとしただけやったのに…まさかジローが泣くとは思わんやん…一気に頭冷えたわ」
「宍戸達にとって花岡は地雷だったな…後でジローには謝っておけよ」
「わかっとる…」