桜雨
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『亮』
「あ?」
ある晴れた日、いつものように朝練で汗を流し休憩中の宍戸の元にきたのは一人の少女
フェンスの外には溢れんばかりの女子生徒がそれぞれ好きな選手に声援を送っていたが間近で声をかけ、あまつ名前呼びが聞こえ一瞬静かになり注目があつまる
呼ばれた当の本人も訝しげに振り返るも見知った姿に眉を上げる
「彩?珍しいなこんな所に…なんだ?」
彼女の名前は花岡彩
氷帝学園に通い宍戸亮の幼馴染
その手には1つの風呂敷が握られていて差し出される
『忘れ物…おばさんから預かった』
「うわ、思いっきり忘れてた…わりぃな」
『別に…じゃ、渡したからね』
風呂敷を受け取った宍戸はおう、と手を上げベンチに風呂敷を置く
「あ、あの宍戸くん…今のって花岡彩さんだよね??」
「あ?あぁ…そうだけど、」
フェンスに群がる女子生徒の一人が勇気を出してし宍戸に質問を投げかけ返ってきた言葉にきゃあ、と友達であろう人と手を合わせている
「宍戸君仲いいの?!」
何故か興奮しだした女子生徒に宍戸は一瞬たじろぐも口を開く
「幼馴染…」
「「幼馴染!」」
ビクッ
「なんだよ」
他の女子生徒までも宍戸の言葉に反応し始め、それを見た宍戸は思わず冷や汗を流す
宍戸の言葉そっちのけで騒ぎ出した女子生徒達に宍戸は意味が分からずにいると遠くから跡部の自分を呼ぶ声が聞こえこれ幸いというようにベンチから離れた
「(あいつ何やらかしたんだ…激ダサ)」
俺にとっての彩は幼馴染
家が近所で小さい頃なんかはよくジローや岳人も一緒に遊んでいた
昔っから無表情で何を考えているか分からない奴
髪も短くて中学に上がったと同時に何故か銀髪にしてきたときはジローが嘆いていた
でも根はすげーいい奴
どこででも寝るジローに布団をかけテンションがウザい岳人にも何も言わず付き合ってくれる
それが分かってるからジローも岳人も懐いて?たし
ただ、中学入って俺達の生活パターンがころっと変わってしまって関わることがほとんどなくなってしまった
学校で見かけても話すでもなく
学校以外で遊ぶこともなくなった
今日来たのだって俺の母親に頼まれたから仕方なくきたのだろう
ずっと一緒にいたのにも関わらずできてしまった距離感に少し寂しさを覚え宍戸は内心溜息をはいた
「あ?」
ある晴れた日、いつものように朝練で汗を流し休憩中の宍戸の元にきたのは一人の少女
フェンスの外には溢れんばかりの女子生徒がそれぞれ好きな選手に声援を送っていたが間近で声をかけ、あまつ名前呼びが聞こえ一瞬静かになり注目があつまる
呼ばれた当の本人も訝しげに振り返るも見知った姿に眉を上げる
「彩?珍しいなこんな所に…なんだ?」
彼女の名前は花岡彩
氷帝学園に通い宍戸亮の幼馴染
その手には1つの風呂敷が握られていて差し出される
『忘れ物…おばさんから預かった』
「うわ、思いっきり忘れてた…わりぃな」
『別に…じゃ、渡したからね』
風呂敷を受け取った宍戸はおう、と手を上げベンチに風呂敷を置く
「あ、あの宍戸くん…今のって花岡彩さんだよね??」
「あ?あぁ…そうだけど、」
フェンスに群がる女子生徒の一人が勇気を出してし宍戸に質問を投げかけ返ってきた言葉にきゃあ、と友達であろう人と手を合わせている
「宍戸君仲いいの?!」
何故か興奮しだした女子生徒に宍戸は一瞬たじろぐも口を開く
「幼馴染…」
「「幼馴染!」」
ビクッ
「なんだよ」
他の女子生徒までも宍戸の言葉に反応し始め、それを見た宍戸は思わず冷や汗を流す
宍戸の言葉そっちのけで騒ぎ出した女子生徒達に宍戸は意味が分からずにいると遠くから跡部の自分を呼ぶ声が聞こえこれ幸いというようにベンチから離れた
「(あいつ何やらかしたんだ…激ダサ)」
俺にとっての彩は幼馴染
家が近所で小さい頃なんかはよくジローや岳人も一緒に遊んでいた
昔っから無表情で何を考えているか分からない奴
髪も短くて中学に上がったと同時に何故か銀髪にしてきたときはジローが嘆いていた
でも根はすげーいい奴
どこででも寝るジローに布団をかけテンションがウザい岳人にも何も言わず付き合ってくれる
それが分かってるからジローも岳人も懐いて?たし
ただ、中学入って俺達の生活パターンがころっと変わってしまって関わることがほとんどなくなってしまった
学校で見かけても話すでもなく
学校以外で遊ぶこともなくなった
今日来たのだって俺の母親に頼まれたから仕方なくきたのだろう
ずっと一緒にいたのにも関わらずできてしまった距離感に少し寂しさを覚え宍戸は内心溜息をはいた
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