その後、ぼーさん達と別れた彩達はご飯を食べ終えた後、お茶を飲もうということでナルのホテルに向かう

部屋に入ると丁度リンが顔をだす

「あぁ、ちょうどよかった。二人共おかえりなさい。ナル、私は今日中に見ときたい資料があるので事務所に泊まります。
それと彩、谷山さんや原さん、銀は今日松崎さんの家で泊まるらしいので来るようだったら連絡してとのことです」

何故リンに伝言を残したのかは分からないが気を使ってのことだろう

『うん、分かった。気をつけて行ってきてね』

リンの言葉に頷けばナルと一緒に見送り部屋の中に入る

彩はさっそくキッチンを借りてお茶を入れナルに持っていく　　

『ここに置いとくね』

「あぁ、ありがとう」

黒い上着を脱ぎシャツの第一ボタンを外すナル

それを横目にソファに座ると一息つく

1日で色々ありすぎた、とお茶を飲めば隣にナルが座りお茶を飲む


「松崎さんの所に行くのか」

『んー』

彩の髪に触れながら聞いてくるナルに彩は一度口を開くもナルをチラリと見る

「ん?」

『今日、一緒にいちゃ、だめ…？』

頬を染めながら言う彩にナルは目を見開き、すぐに微笑む

「ダメなわけないだろ」

おいで、と言えば恥ずかしそうにナルだ抱きつく

そんな彩を抱きしめ口付けを交わした