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カッター事件を皮切りに彩の周りでは不可解な事が立て続けに起こりはじめていた
上履きのカッターや紛失、教材の中にカッターの刃、階段からの落下未遂、
日に日に増えていく小さなキズを作ってくる彩に気づいた銀は眉を潜め
《彩、ボクそろそろ限界なんだけど?明日はボクも学校行くからね》
『銀は明日も真砂子の護衛でしょ…目星はついてるんだけど理由が分からないんだよね』
指に絆創膏を貼りながら呟く彩に銀は唸る
《絶対ナル達も気づいてるからね》
何も言ってこないがバイトに行くたび心配の目で見られてることは知ってる
おそらく私自身言わなければ何も言ってこないだろう
麻衣も時々難しい顔をしながらぼーさん達と話してるのを見たこともある
『まぁ、これに関して今は出来るだけ注意して過ごすしかないよ。んで、飽きて辞めるのを待つ』
銀の毛並みを撫でながら言えば納得いかない、というように顔を伏せた
それからしばらくたった日、彩はバイトも休みだった為、街に買い出しに出ていた
特に欲しいものはないが銀は真砂子の護衛で居らず、ナルも用事があり麻衣もいそいそと帰ってしまい暇になってしまったのだ
家に帰ることも考えたがなんとなく、直感でなんとなくそれははばかられた
『事務所の備品、何か足しとくものあったかな……』
頭の中で整理していると少し離れたところに見知った顔を見つける
声をかけようと近づくも
『え、…ナルと、…南さん…?』
上履きのカッターや紛失、教材の中にカッターの刃、階段からの落下未遂、
日に日に増えていく小さなキズを作ってくる彩に気づいた銀は眉を潜め
《彩、ボクそろそろ限界なんだけど?明日はボクも学校行くからね》
『銀は明日も真砂子の護衛でしょ…目星はついてるんだけど理由が分からないんだよね』
指に絆創膏を貼りながら呟く彩に銀は唸る
《絶対ナル達も気づいてるからね》
何も言ってこないがバイトに行くたび心配の目で見られてることは知ってる
おそらく私自身言わなければ何も言ってこないだろう
麻衣も時々難しい顔をしながらぼーさん達と話してるのを見たこともある
『まぁ、これに関して今は出来るだけ注意して過ごすしかないよ。んで、飽きて辞めるのを待つ』
銀の毛並みを撫でながら言えば納得いかない、というように顔を伏せた
それからしばらくたった日、彩はバイトも休みだった為、街に買い出しに出ていた
特に欲しいものはないが銀は真砂子の護衛で居らず、ナルも用事があり麻衣もいそいそと帰ってしまい暇になってしまったのだ
家に帰ることも考えたがなんとなく、直感でなんとなくそれははばかられた
『事務所の備品、何か足しとくものあったかな……』
頭の中で整理していると少し離れたところに見知った顔を見つける
声をかけようと近づくも
『え、…ナルと、…南さん…?』