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ナルが所長室に入れば机を拭いてる彩がいた
『あ、ナル。いま掃除中だからちょっとまってね』
「彩、掃除はいいからおいで」
ナルに手招きされ首を傾げた彩はナルの前まで行き見上げる
そんな彩の手を取り手の甲にキスを落とすナル
「彩は綺麗、とか美人、って言葉は嫌いなのか?」
ナルの行動に顔を赤くする彩だったが発せられた言葉にんー、と困ったように眉を下げる
『言われて悪い気はしないけど……』
「けど?」
『ぼーさんが言ってたじゃない。その言葉が嫌な方向に向かうことがあるって。その対象になったことがあるの。』
昔の話だからいいんだけどね、と笑う
『それからかな、あまり学校でも人付き合いしなくなったのは』
「そうか」
『あ、でもずっとナルの隣にいるために自分磨きは頑張るよ』
ニヒルな笑顔で彩が言えばナルはクスリと笑う
「僕の隣は生涯、彩しか考えてない」
その言葉に嬉しそうに彩は笑った
その時ナルは気づいてなかった
この笑顔が消えることに
「あ、花岡さーん!おはよー」
『南さん、おはよう』
朝玄関で南に会い微笑む
今日も暑いねー、なんて話しながら靴箱から靴を取り出そうと手を伸ばすが
『っ、い』
指に痛みがはしりとっさに引っ込めると指から血がしたたる
「花岡さん大丈夫⁉」
『大丈夫。』
靴箱から靴を取り出すと踵の部分からカッターの刃が飛び出ている
「なにこれ…ひどい」
『……………』
はぁ、とため息を吐くとそれを取り外し南を見て
『早くいかなきゃ、授業始まっちゃうよ。このことは他言無用でね』
苦笑しながら背中を向け歩き出した
その後ろで南がどんな表情をしていたか彩は気づいてなかった
『あ、ナル。いま掃除中だからちょっとまってね』
「彩、掃除はいいからおいで」
ナルに手招きされ首を傾げた彩はナルの前まで行き見上げる
そんな彩の手を取り手の甲にキスを落とすナル
「彩は綺麗、とか美人、って言葉は嫌いなのか?」
ナルの行動に顔を赤くする彩だったが発せられた言葉にんー、と困ったように眉を下げる
『言われて悪い気はしないけど……』
「けど?」
『ぼーさんが言ってたじゃない。その言葉が嫌な方向に向かうことがあるって。その対象になったことがあるの。』
昔の話だからいいんだけどね、と笑う
『それからかな、あまり学校でも人付き合いしなくなったのは』
「そうか」
『あ、でもずっとナルの隣にいるために自分磨きは頑張るよ』
ニヒルな笑顔で彩が言えばナルはクスリと笑う
「僕の隣は生涯、彩しか考えてない」
その言葉に嬉しそうに彩は笑った
その時ナルは気づいてなかった
この笑顔が消えることに
「あ、花岡さーん!おはよー」
『南さん、おはよう』
朝玄関で南に会い微笑む
今日も暑いねー、なんて話しながら靴箱から靴を取り出そうと手を伸ばすが
『っ、い』
指に痛みがはしりとっさに引っ込めると指から血がしたたる
「花岡さん大丈夫⁉」
『大丈夫。』
靴箱から靴を取り出すと踵の部分からカッターの刃が飛び出ている
「なにこれ…ひどい」
『……………』
はぁ、とため息を吐くとそれを取り外し南を見て
『早くいかなきゃ、授業始まっちゃうよ。このことは他言無用でね』
苦笑しながら背中を向け歩き出した
その後ろで南がどんな表情をしていたか彩は気づいてなかった