記憶
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「寝たのか…」
少ししてすぐにナルが戻ってくれば銀は顔を上げる
《…まだ起きたばっかだからね…疲れて寝ちゃったよ…皆に連絡してきたの?》
「ああ…近々お見舞いにくるらしい、」
ナルの言葉にそっか、と頷き再び顔を伏せた銀
そんな銀にナルは顔を向ける
「怒ってないのか」
ナルの言葉に銀はキョトンとし一瞬考える素振りを見せるも尻尾を一振り
《なんでボクがナルを怒るのさ》
「彩を忘れてしまった」
《そんなん不可抗力でしょ》
それでナルを怒ったらボクが彩に怒られちゃうと呟く
「彩を怪我させた」
直接的ではないが彩が僕を庇ったせいで瀕死の状態にまでさせてしまった
《それは油断した彩とボクの自業自得の結果だからナルは悪くない》
そう、あのときまだ調伏してないのに油断して動いた彩の責任だ
《ボクがもしナルを怒るとしたらちゃんと寝てないこと。真砂子嬢達も心配してたよ。ナルの隈が酷いって…》
ナルは銀の言葉に無意識に目元を擦る
…そんな酷いのか
《という事で、彩が皆から怒られるのは確定事項だけど、彩とボクが誰かを怒ることはない。逆にごめんね、危険な目に合わせちゃって…》
しっかり調伏をしなかったから一応一般人であるナルに被害が及ぶところだったのだ
銀が起き上がり表情を固くし頭を下げる
《後で彩からも言われると思うけど…今は彩に変わって謝罪するよ…ごめんなさい》
「銀、これは任務だ…危険を承知で僕等も動いてるんだ…彩と銀に責任はない」
《…うん》
ナルは銀の頭を撫でれば幾分か表情が柔らかくなり尻尾をふる
「ここの責任者として、主に…彩に怪我を負わせてしまって申し訳なかった…助けてくれてありがとう」
《当然のことをしたまでだよ…ナル、ナルはいつものナルでいてよ。唯我独尊で、謝ることなんか滅多になくて、毒舌家で自信家でいてよ。今のナルは臆病で弱々しくて、そんな姿見せたら駄目だよ。彩が不安がっちゃうから》
「分かった」
言いたい放題の銀の言葉に苦笑しながら頷くと満足げに銀は笑った
少ししてすぐにナルが戻ってくれば銀は顔を上げる
《…まだ起きたばっかだからね…疲れて寝ちゃったよ…皆に連絡してきたの?》
「ああ…近々お見舞いにくるらしい、」
ナルの言葉にそっか、と頷き再び顔を伏せた銀
そんな銀にナルは顔を向ける
「怒ってないのか」
ナルの言葉に銀はキョトンとし一瞬考える素振りを見せるも尻尾を一振り
《なんでボクがナルを怒るのさ》
「彩を忘れてしまった」
《そんなん不可抗力でしょ》
それでナルを怒ったらボクが彩に怒られちゃうと呟く
「彩を怪我させた」
直接的ではないが彩が僕を庇ったせいで瀕死の状態にまでさせてしまった
《それは油断した彩とボクの自業自得の結果だからナルは悪くない》
そう、あのときまだ調伏してないのに油断して動いた彩の責任だ
《ボクがもしナルを怒るとしたらちゃんと寝てないこと。真砂子嬢達も心配してたよ。ナルの隈が酷いって…》
ナルは銀の言葉に無意識に目元を擦る
…そんな酷いのか
《という事で、彩が皆から怒られるのは確定事項だけど、彩とボクが誰かを怒ることはない。逆にごめんね、危険な目に合わせちゃって…》
しっかり調伏をしなかったから一応一般人であるナルに被害が及ぶところだったのだ
銀が起き上がり表情を固くし頭を下げる
《後で彩からも言われると思うけど…今は彩に変わって謝罪するよ…ごめんなさい》
「銀、これは任務だ…危険を承知で僕等も動いてるんだ…彩と銀に責任はない」
《…うん》
ナルは銀の頭を撫でれば幾分か表情が柔らかくなり尻尾をふる
「ここの責任者として、主に…彩に怪我を負わせてしまって申し訳なかった…助けてくれてありがとう」
《当然のことをしたまでだよ…ナル、ナルはいつものナルでいてよ。唯我独尊で、謝ることなんか滅多になくて、毒舌家で自信家でいてよ。今のナルは臆病で弱々しくて、そんな姿見せたら駄目だよ。彩が不安がっちゃうから》
「分かった」
言いたい放題の銀の言葉に苦笑しながら頷くと満足げに銀は笑った