記憶
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『閉じ込められた…』
扉が勝手に閉まってしまい開けようとしてもびくともしない状況に彩は顔を歪める
《ナル達、動いてくれるかな》
『…それはきっと大丈夫…ナル達ならなんとかしてくれる』
目の前で唸る黒い犬を見据えながら銀と会話をする彩達
アノコヲカエセ
『…お前がここにきた人達を殺したの?』
ククク、ソウダ…アノコノイバショヲウバワレナイヨウニ
クツクツと笑う黒い犬に銀は唸り彩も印を組む
『臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前!』
早口で九字を切れば黒い犬が一瞬怯み消える
彩はそれを確認するとその場で再び印を組む
『仰ぎねがわくば請願成就如意満足急々如律令…』
柏手を3度やり内側から結界を張り目を閉じて息を整える
それを確認した銀は彩の隣で息を潜める
やつがこちらを睨んでいる
足音もなく彩に近づいてくる
《くるよ!》
銀の言葉にバッと身体を翻せば先程まで立っていた場所が抉れる
『ナウマクサンマンダボダナン、ギャランケインバリヤハラハタジュチラマヤソワカ!』
印を気配のある方に切るも素早く避けられてしまい彩は思わず舌打ちをする
『すばしっこい!』
胸のポケットから符を取り出す
再び襲ってきた犬の爪が肩に当たり血が飛び散る
《彩!》
銀が吠えると風が起こり犬の体勢が崩れる
『っこの悪霊を搦めとれ。搦め取り玉わずば不動明王の御不覚これに過ぎず!ハッ』
符が黒い犬に当たりバチィッと動きが止まる
《やった!》
『っはぁ』
彩が放った符で苦しいのか唸り声を上げる黒い犬はすぐに笑い出す
ワレハアキラメンゾオ
『臨める兵闘う者、皆陣列れて前に在り!』
グァァア…オノレ…オノレェ
術が当たり暴風が屋敷の中を襲う
それを片腕で防ぎながら周りを見渡すと逃げたのか姿はない
《チッまた隠れた…でも、もうほとんど力残ってないと思うよ》
『そうだといいけど…』
風も収まり肩で息をすればズキリと肩が痛む
触ってみると血が出ており顔を歪めた
『…力が弱まってるなら扉も開くでしょう…』
疲れた身体を叱咤しながら扉に手をかけた
扉が勝手に閉まってしまい開けようとしてもびくともしない状況に彩は顔を歪める
《ナル達、動いてくれるかな》
『…それはきっと大丈夫…ナル達ならなんとかしてくれる』
目の前で唸る黒い犬を見据えながら銀と会話をする彩達
アノコヲカエセ
『…お前がここにきた人達を殺したの?』
ククク、ソウダ…アノコノイバショヲウバワレナイヨウニ
クツクツと笑う黒い犬に銀は唸り彩も印を組む
『臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前!』
早口で九字を切れば黒い犬が一瞬怯み消える
彩はそれを確認するとその場で再び印を組む
『仰ぎねがわくば請願成就如意満足急々如律令…』
柏手を3度やり内側から結界を張り目を閉じて息を整える
それを確認した銀は彩の隣で息を潜める
やつがこちらを睨んでいる
足音もなく彩に近づいてくる
《くるよ!》
銀の言葉にバッと身体を翻せば先程まで立っていた場所が抉れる
『ナウマクサンマンダボダナン、ギャランケインバリヤハラハタジュチラマヤソワカ!』
印を気配のある方に切るも素早く避けられてしまい彩は思わず舌打ちをする
『すばしっこい!』
胸のポケットから符を取り出す
再び襲ってきた犬の爪が肩に当たり血が飛び散る
《彩!》
銀が吠えると風が起こり犬の体勢が崩れる
『っこの悪霊を搦めとれ。搦め取り玉わずば不動明王の御不覚これに過ぎず!ハッ』
符が黒い犬に当たりバチィッと動きが止まる
《やった!》
『っはぁ』
彩が放った符で苦しいのか唸り声を上げる黒い犬はすぐに笑い出す
ワレハアキラメンゾオ
『臨める兵闘う者、皆陣列れて前に在り!』
グァァア…オノレ…オノレェ
術が当たり暴風が屋敷の中を襲う
それを片腕で防ぎながら周りを見渡すと逃げたのか姿はない
《チッまた隠れた…でも、もうほとんど力残ってないと思うよ》
『そうだといいけど…』
風も収まり肩で息をすればズキリと肩が痛む
触ってみると血が出ており顔を歪めた
『…力が弱まってるなら扉も開くでしょう…』
疲れた身体を叱咤しながら扉に手をかけた