二羽
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その後、逃げるようにゾロと別れた彩は森を抜けフラフラと町に出た。
『飯でも食うかな…』
とりあえず飯を食べたら動こうかと昨晩訪れた酒場に向かう
昨日の記憶を頼りに道を進むと見覚えのあるドア。
ここだ、と中にに入ろうとドアを開けた瞬間
「飯ーーーーーー!」
ドゴォッ
『……………は?』
順番を割り込むように…というより勢いよくドアの真横に飛んできて壁をぶち壊した人物を見て彩は固まった
「ルフィ!なにしてんだよ。あ、お前大丈夫か?」
『…え、あ、あぁ』
その後から走ってきた長鼻の少年に心配されるも大丈夫だと頷く
いきなりの出来事に辺りも静まるが店主の嘆き声で騒がしくなる
「何しやがる人様の家の壁をー」
「いやぁ悪い悪い」
ピキ…
悪いで済むか!とご立腹の様子の店主をよそに彩は麦わら帽子を被った少年の目の前まで行くと銃を額に突きつける
それまで騒がしかった店内や店主は静まりかえる
突き付けられたルフィと仲間であろう長鼻は驚いたように固まった
「なんだ『悪い悪い?…人の家壊して何その謝りかた…壁の向こうに人が居なかったから良かったものの…迷惑をかけて、そんな軽い言い方で良いのか?ん?』
言葉を遮り静かに淡々と話す彩を黙って聞いていたルフィは銃を避けて立ち上がる
戦闘開始か、と皆が身構えたがルフィは店主の方に向き
「ごめんなさい」
頭を下げた。それを聞き店主はばつが悪そうに頭をかき、これからは気をつけろよ、とカウンターに戻っていった。それを見て他の客もそれぞれの時間に戻っていった。