三羽
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「…そうか」
そのゾロの言葉に頷くも彩は一向に顔を上げようとしない
「おい、なんでこっち見っ…!」
その様子にゾロは訝しげに相手に話かけるも、途中で衝撃がきて途切れる
彩は目の前にいた人物に飛び込むようにし服を掴む
「っ!なに
『っ…情けない。』
いきなりの事にゾロは驚き声を上げようとするが彩から聞こえた呟きに黙る
『あんな奴に、皆が、殺された…?ただ手が8本あって…でかくて…固いだけの奴にっ…………』
ゾロの服を強く握りしめ項垂れながら吐き出すように言う
『…自分がっ!、…皆を、他の島も…父さんがくれた銃も……あいつから、助けられなかった自分が…不甲斐なくて…情けなくて…嫌になる…』
彩は絞りだすように声を出す
ゾロは眉を潜めながらそれを聞いているが彩の頭に手を乗せる
「昔の事は全然分からねぇけどな今は違うだろ。あいつが弱かったんじゃなくて、お前が強くなったんだ…助けられなかったって、他の島もこの島もお前のおかげで被害が少ないんだろ?きっと感謝してる。けど、助けたきゃ…守りたきゃ強くなるしかねぇんだ。これから先、より強くなってお前が助けたい相手を、守りたいモノを救っていきゃぁいいだろ。
…銃はここの武器屋に聞いて直せるか聞いてみろ。ダメでも他の島に言って聞き回りゃぁいい。世界は広ぇんだから。」
彩はゾロの言葉を聞きゆっくりと顔を上げる
『出来る、かな…』
「それはお前次第だ」
そのゾロの言葉で彩は糧が外れたように涙を流す
。