二羽
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私、花岡・彩は物心がついた時からこの船にいた
その時は私の父が船長をやっていた
しかも、海賊じゃなくて食料を各国へ運ぶ普通の船。名前も違った。
みんな、優しくて楽しくて皆家族同然だった。
そんな中、その幸せを一瞬で壊す出来事があった
今の船長…ルドルフ海賊団が襲ってきたのだ。
『お父さん!』
「っ…彩…隠れてなさいっ…お父さん、は大丈夫だからっ…」
『お母さん!お父さんがっ!』
「いい彩?絶対にここから出てはダメよ?お父さんを連れてくるから。ね?いい子だから守れるよね」
本当にわずかな時間だった。
皆、いなくなった…海に消えていった…
私を残して皆…こいつらが殺した
『う゛わぁああ!』
近くにあった棒切れを掴み殴りかかる。しかし、いとも簡単にそれを掴んでしまったルドルフを涙を流し睨んだ。
そんな私を見てルドルフはこう言った
「ひゃっ、ひゃっ。お前の名は?
…良い目をしている…俺の船に乗せてやるよ」
なにも言わず睨みながら目の前の大男を見上げる
『なぜ…なぜ、何故殺した!皆、平和に楽しく暮らしてたのに…そして何故私を殺さない!』
いっそのこと殺してくれと叫ぶ私にルドルフは声を大きくして笑った
「そんなの俺の気まぐれだ。平和で楽しく?
ひゃっ、ひゃっ。そんなの何の刺激もなくつまらないだけじゃねーか。俺の船にくれば毎日刺激、快楽が待ってるぜぇ?」
ルドルフの言葉に目を見開き俯く
…こいつの気まぐれで皆が殺された?
……ふざけるな。
絶対に許せない……
その後、私はルドルフ海賊団の一員になり力を求めた
力をつけた。誰にも気づかれないよう立ち寄った島で能力を手にした
船内ではもう私には適う人がいない位に成長した
皆の仇のルドルフを倒す為だけに