大きさは子型犬くらいの大きさであり、毛並みはグレー、それと合わせるように、瞳もグレー


『驚くよね。これが本来の姿…自分の意思で変える意外に、体が弱ったりすると自動的に戻るの…人間の、姿で居るよりこっちの方が休めるみたいでね…』


ベッドの上でお座り状態で話すユウにやっと、状況が飲めてきたと一護は椅子を持ってきてそこに座ると首を傾げる


「大きさは変えられるのか？」


『え、変えられるけど…』


聞くとこそこ？と、内心思いながら一度ベッドから飛び降り一護を見上げれば今一度目を閉じる


「っ、でか、」


今度は人１人や2人簡単に乗せられるくらいに大きくなった
だがすぐに先程のサイズに戻ってしまい、その場で倒れてしまう
一護は驚き固まるもすぐに小さくなったユウに戸惑いは隠せない


「お、おい」


『むー…体がうまく調整できない』


「熱があるからだろ。無理させて悪かった…ほら、寝ろ」


そうだ、こいつは病人だった
一護がユウを持ち上げベッドに乗せる。そのまま頭を撫でれば気持ち良さそうに頭をすり付けてくる


気味悪がって去っていくかと思った、小さな声に「んなことしねぇよ、」と返ってきてユウは小さく笑い目を閉じた



「な、な、なんと可愛い！」


「ッバ、起きちまうだろうが！」


「はっ。すまん、つい…」


意識が浮上し話し声が聞こえうっすらと目をあける


「ほらみろ、起きちまった」


「すまん…ユウ、具合はどうだ？帰って来てユウが保健室に運ばれたと聞いてびっくりしたぞ」


自分を心配する声に段々意識もはっきりしてきて二人を見上げる


『んー…ありがと…』


「まだ30分位しか寝てねぇけど…どうだ？」


それくらいしかたってないのか、と起き上がり意識を体にもっていく


手足が伸びる感覚に成功したことに目をあけるとそのまま視界が反転する


「ユウ！？」


『あ、あれ？』


「あーぁ…無理すんな。お前もう帰れ、送ってくから」


慌ててルキアが支えてくれたはいいが横向きに倒れてしまう


体が重い


それを見ていた一護はため息を吐き立ち上がる


「ルキア、わりぃけどユウの鞄持ってきてくれね？ついでにこいつ帰るって伝えてきて」


「うむ、分かった…ユウ、無理はするでないぞ」


『ごめんね、ルキア…ありがとうー』