ユウは本当に綺麗だ


横を歩く彼女を見ていつも思う
別に容姿だけで付き合った訳じゃねぇけど


明るいし楽しいし、でも以外と頑固
雰囲気は大和撫子ってやつ


虚を普通に倒したのはびっくりしたけど、(ユウもびっくりしてた)まぁ、強い


色々曖昧だったのに告白した俺に応えてくれて


俺なんかでいいのかと今でも思う(ルキアには今でも言われるがユウは黒崎くんがいいの、と答えてくれた…。その時は可愛いって思ったり…惚気じゃねぇぞ)


『黒崎くん？』


「ん？どうした？」


考え事をしているとユウに呼ばれ横を向く


『眉間に皺寄ってる…考え事？』


不安にさせたようだ。
悪い、と繋いでる手を揺らす


今はユウのバイトが終わり迎えに行ってそのまま家に向かってる最中だった…それより、付き合ってだいぶ経つから今さらかもだけど…


「いや、どうやったらユウが名前で呼んでくれるかなぁ、って考えてた」


『え…』


イタズラっぽく笑えばユウは顔を赤くし固まる


「俺だけ名前呼んでるのも変だろ。ほら、呼んでみ」


『ぇ、え、と…ぃ…ちご…くん』


湯気が出そうなほど赤くなり段々語尾が小さくなっていくユウに一護は笑う


「んー？聞こえないなぁ」


『～っ』


聞こえてるくせに！とユウは一護を見上げる


『い、一護くん』


「もう一回』


『一護くん…』


恥ずかしそうに自分の名前を呼ぶユウを愛おしそうに頭を撫で、そのままキスをする


ユウも最近少しずつ慣れてきたようで目を閉じる


離れれば恥ずかしそうに、でも嬉しそうにするユウをみて笑い


「これから名字呼びしたらキスするからな」


『なっ、』


有言実行というように次の日から一護を事を名字で呼べば数を数えられることになり、放課後に精算されることになった