第壱話
夢小説設定
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『ん…?ここどこだ…』
意識が朦朧とする中、彩は起き上がり辺りを見回す
どこかの古い空き家のようにも見えるが・・・それにしては古くないか・・・俺は部屋で寝てたよな・・・
しっかりしろよ、清明の孫!
うるさいな、少し考えさせてくれないか・・・
孫、言うな!物の怪のもっくん!
外(?)も真っ暗だし多分まだ夜中だよな・・近所迷惑だ・・・
もっくん言うな!大体昌浩は突発的過ぎなんだよ!
・・・・・・・・・
「まだ言うか!もっくんだっ『うるせーんだよ!!』
ついに堪忍袋が切れた彩はバン!と扉?を開け声のするほうに怒鳴りつけ、二人のいるほうに降りると目の前に立ち
『こんな夜中に騒ぐんじゃねぇよ!こっちは考え事してんだよ』
彩はそういうと呆然としている2人に気づき、眉を寄せる。
なんだよ、と相手をみると少年の方が我に返ったかのように頭を下げ
「すみませんでした・・・」
「昌浩のせいで怒られた」
ふざけたようにいう物の怪?異形?に顔を向け
『あなたにも言ってるんだけど』
そういうと二人は驚いたように彩を見る
「あ、あの、これ見えるんですか?!」
少年の方が恐る恐るといった感じに聞いてくるのに対し、これいうな!と愚痴る物の怪。
しかし愚痴る物の怪も得体の知れない自分を探るような目で見てくる
『見えるけど…それが・・・・・』
なにか、と続けようとしたがいきなり彩は目が霞み、貧血の時のようにふらつき意識を飛ばしてしまった
最後に感じたのは、祖父を思い出す暖かい腕のぬくもりだった