第伍話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「なに?」
ピクリと眉を潜める青龍に彩は苦笑を洩らし
『誰でも痛いのは嫌だって事。
それ以上でもそれ以下でもない…とりあえず、文句は後で聞くから…青龍は雑鬼達をよろしく…俺はアイツをやる』
ゆっくりと彩は目を閉じ刀を掲げるように両手で持つ
『我は汝を統べる者である。
我が言霊を乗せ、彼の力を見せよ…【浄】』
そう呟くと刀の血文字が淡く光り文字が消えると彩は走りだし憑依された人間の胸に刀を刺す
『此処から、消え去れ!』
ギャァアアァ
断末魔の悲鳴に似た声を出し聞こえなくなると刀を抜き、人間を支える
それを地面に下ろし壁に寄りかからせると彩は息を吐く
『これでいい…もう少ししたら目が覚めるだろ』
フと息を吐いた彩に今まで見ていた青龍は近づき
「今のが言霊か」
『あぁ、ちゃんと血文字で刀にも力を籠めたし無傷だ』
満足したように笑う彩に訝しげに視線を送るが大丈夫、と返すだけ
そんな彩に大きくため息を吐くと青龍は彩を抱き上げると米担ぎみたいにし歩きはじめる
『なぁ?!青龍!なにしやがる!下ろしやがれ!』
驚いた彩はジタバタと暴れるが、青龍は一度舌打ちし
「貴様は怪我してんだろ!大人しくていろ」
その後、暴れる彩と聞き流す青龍のやりとりは屋敷が見えてくるまで続けられた