第伍話
夢小説設定
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彩と青龍は一点を見つめていると現れたのは…
『人間…?けど、これは妖気…』
その人間はフラフラと歩き顔は伏せているため表情までは見えない
『お前、なんだ…』
段々近づいてくる相手は彩がそう言うと立ち止まり口元が上がる
「オ前ノ…オ前の、体ヨコセ…魂を食ワセロ…」
『…憑依!』
人間の声が二重に聞こえ再び彩の方へ歩いてくる
それに彩は構えるが、後ろにいた青龍が前に立った。それに驚き声を上げる
『青龍どけ!憑依されているがこいつは人間だ』
「知るか」
その言葉に彩は呆気に取られるが十二神将は人を傷つけてはならない、と知っているため引くわけにはいかない
『知るか、じゃねぇ!
駄目なもんは駄目だ!俺がっ?!
…青龍あぶねぇ!』
気配を消してなのか、ただ気づかなかっただけなのかは定かではないが彩の方を見ていた青龍の背後に鎌を振り上げてる人間の姿
それに彩は目を見開き咄嗟に突飛ばす
ザシュ
『っ…』
「!」
青龍を突飛ばした彩は肩に痛みが走り押さえる
手を離すと赤いものがついていた
『うわ…久しぶりに見た…』
それを軽く笑いながら言うと再び鎌を振り上げた人間を蹴り飛ばし間を取る
「貴様、なんのつもりだ」
人間の様子を見ている中、横から怒った声が響く
『え?あ、ごめん…思いっきり突飛ばした』
悪い悪いと苦笑しながら言うとより目を細め
「違う!何故貴様は俺を庇うような事をしたと聞いてるんだ!」
怒鳴っている青龍に対し彩はうつ向き血文字で刀に何かを書きながらポツリと溢す
『痛いのは誰でも嫌なものだから…』