第伍話
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彩は、翌日起きるとそのまま晴明の部屋に呼ばれた
色々、話されぐったりと戻ってきたのは未の刻(午後2時頃)を過ぎてからだった
色々話しをしたが青龍に話したように、力の事、家の事を話した
さすがに、トリップの事は話していない…
まだ言えない…言えない……
『(つかれた…)さて、露樹様の手伝いでもいこうかな…』
「おい」
いつものように露樹のもとに行こうとすると背後から呼ばれ振り返る
『なんだ、青龍?』
そこには先程まで晴明の部屋にいた筈の青龍がこちらを見ている
「今日も行くのか…」
何の事か?と首を傾げるも手をポン!と叩き
『あぁ、行くつもりだ…何で?』
「別に」
そう言うと青龍は消えてしまった
『なんなんだ?』
その日は何もなく終わると思っていた
そう、何も…
うん、この雑鬼達に会わなければ
「なぁなぁ、お前孫の屋敷に来た奴だろ?」
「俺たちが見えるんだな!」
「なぁ、名前なんていうんだ?」
騒がしいと背後にいる青龍を見るも我関せず、といったように腕を組んでただ見ている
彩は諦め、息を吐くと雑鬼と向き直るようにしゃがみこむ
『俺は彩。晴明様の屋敷に居候させてもらっている者だ…お前たち…』
ふいと彩は立ち上がると辺りを見回し目を細める
青龍も何かを感じたのか腕を解き目を細める
『お前たち…早く寝倉に帰れ…呑まれるぞ』
彩の声にビクと体を震わせると固まったように動かない
『(ちっ…妖気に当てられたか…)』
そのまま雑鬼達の前に庇うように立つと刀を取り出す
「くるぞ」