第参話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『やっぱり気付いてなかったか』
苦笑しながら着替えると変な所がないか見てから腕を組む
『青龍が分からないとなると他の人もだよな…
ま、いっか…』
一人で納得し手櫛で髪を直すと外に声をかける
『青龍?いる?』
「………………なんだ」
彩が声をかけると廊下に気配が生じ、少しの間の後に返事が返ってくる…声は聞こえるが気配を消しているのが分かる
…何故だ?
まぁ、いいやと彩は廊下に出て壁に寄りかかっている相手を見上げる
『俺ってこれから何処に行けばいいんだ?』
首を傾げながら言うと当の人物は眉を潜め
「貴様何故隠していた」
その言葉にきょとんと彩は首を傾げ何の事か分からずにいるが前の事を思い出し納得したように頷き
『隠してたわけじゃない…昨日此処に住む事になって、色々話で言う暇がなかったし…別に聞かれてもないし…とりあえず気付かれるまで黙っておこうかと…晴明様は気付いてるかと思うけど…』
苦笑しながら相手から視線を反らし庭を眺める
「俺と言ってただろう…しかもその格好」
あぁと自分の身なりを見て苦笑し楽だから、と言うと青龍は目を細め何かを言おうとするが、何かに気付き舌打ちすると何処かに消えてしまった
彩は首を傾げると同時に隣の簀を開け昌浩達が出てきた
「あ、彩!着替えた?
じゃあご飯食べに行こう?」
『お、おぅ』
頷き昌浩についていく中、先程の青龍の行動に首を傾げ考えていた
…もしかして、昌浩か白いのが出て来るのが分かったから…?
う~ん…と謎が深まるばかりであった