第参話
夢小説設定
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しばらく読み耽っていると隣の部屋でなにやら騒いでいる声で顔を上げる
『また何を騒いでるかしらねぇが…朝っぱらから元気だな…』
苦笑しながら立ち上がり外に出ると隣の昌浩の部屋に向かう
『昌浩?起きてるか?凄い声がしたが…』
ゆっくりと開けるとたんこぶが出来、踞っている白いの(物の怪)と怒りで拳を握りしめる昌浩がいた
「あ、彩おはよう!聞いてよ!」
昌浩の話を聞くどころによると…
重石に潰されそうになる夢を見て苦しくて目が覚めたら白いのが腹の上に伸びて寝ていたということだった
………へぇ…
理由が理由なだけに唖然とし座ると未だに踞っている白いのの頭に手を乗せ気付かれない程度に力を籠める
ビクッと白いのは体を震わせるがゆっくり撫でる内に驚きの表情に変わり見上げてくる
それを見てみぬふりをし手を離すと昌浩に微笑み
『まぁまぁ、白いのも悪気があったわけじゃないだろうし許してやれよ』
な?と言うと昌浩は小さく頷く
『あ、そうそう…昌浩にお願いがあるんだが…』
「お願い?」
彩は頷き自分の着ている物を見て苦笑し
『俺、この寝着しかなくてな?普段着るのがないんだ…だから貸して欲しいんだけど…駄目か?』
やっぱり不味いかな、と呟くが
昌浩は首を振ると立ち上がり物色しはじめる
「全然良いよ!ちょっと待って…?えと…」
ぐしゃぐしゃと辺りに投げ出されていく衣服に苦笑しながら手に取り畳んでいく
すると白いのが彩の隣に移動してくる
『何だ?白いの?』
横目で見ると目が合い
「何故、治した…」