これは…

なんというか…

複雑な心境………？


…………………………

そのまま爆睡し朝になると彩はパッと目が覚めゆっくりと起き上がる


『良く寝たな…さて、これからどうするかな…』


早く起き過ぎたかな、と苦笑しながら立ち上がり外に出る


『風が気持ちいい…』


少し肌寒いが寝起きには丁度よく、思考がはっきりしていくのが分かる

フと人気を感じ庭に出て屋根を見上げると…………


『えと…青龍だっけ？そんな所で何してんの？』


見上げ首を傾げると当の本人は目を細め、屋根の下、つまり彩の前に降り立つ


「貴様こそ、こんな早く起きてなにをしている」


凄味を効かせながら言う相手に思わず首を傾げ


『別に…起きたから風にあたろうかと思って。
…あ、もしかして俺の監視に任命されたのか？』


決まるの早くね？と思わず苦笑しながら相手を見上げる

彩の言葉に青龍は不機嫌丸出しにし睨みつける


「貴様が変な動きをしたら速攻切伏せるから覚悟しとけ」


それだけ言うと青龍は消えてしまった

といっても視えるため背中を向け自分から少し離れた場所にいることが分かる


『ま、いいや…部屋に戻ってるか…』


そのまま彩は自室に戻るとそこにあった書物を物色しはじめた