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時間は遡りナルが彩に電話をした後のこと
「彩ちゃんダメだって?」
「あぁ、黒蝶としての他の依頼が入ったそうだ。終わり次第こちらに向かうと」
「じゃあ学校に行っても会えないんだ」
「残念だが仕方ないっしょ」
ナルがぼーさんにそう言えば麻衣も残念そうに肩を落としぼーさんも苦笑しながら麻衣の頭を叩いた
彼女は人を惹き付ける…話すときはちゃんと目を見て話し、心地のよい声、包み込むような優しさは安心感をくれる。自分より他人を優先し凛とした姿勢で仕事に取り組む
ナルも彩の魅力に惹き付けられると同時にふとした時に見る寂しげな表情に目が離せなくなる
前の依頼で見せた涙を流す彼女の姿は鮮明に思い出す
「僕がこんなに…」
小さく呟いたナルに気付く者はそこには居なかった
その会話があった翌日、ナルと麻衣、ぼーさんが学校に到着し校長と吉野に案内され会議室に向かっていた
「申し訳ありませんが…もう一方居ます。一緒の会議室を使ってもらうことになりますので」
「わかりました」
ナルが頷けばちょうど会議室につきノックをすれば中からどうぞ、の声
扉を開けようとするが二人の女子生徒が出てきて頭を下げ去っていく
ぼーさんが先頭に入ればいきなり立ち止まり驚いた声をあげる
「え?」
麻衣やナルでさえも覗きこむようにすれば固まった
『え…?…あらら』