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『もしもし、ナル?』
依頼の学校に向かっていると携帯が震え画面を見ればナルの文字
「彩か。今依頼が入ったんだが…」
『あ、ごめんナル。私の方でも依頼入っちゃって…終わり次第向かう感じでいいかな?』
「わかった。終わり次第連絡くれ」
ナルの言葉にわかった、と伝えれば電話を切り、目の前にある校門の前に立っている数人が頭を下げれば彩も頭を下げた
校長と生活指導の吉野先生に案内され会議室に連れてこられるとお礼を言い、さっそく休憩時間に被害者等を連れてくるように頼む
「わかりました。…それで、申し訳ありませんが黒蝶の他にもう一組頼むかもしれませんので…その際はここの会議室を一緒に…」
『あぁ、構いませんよ。あ、もし先生方でも被害のある人達が居るなら休憩時間でなくても空いた時間に来るように伝えてください。些細な事でも構いません』
彩がそう告げ再び頭を下げていく二人を見送れば席を立ち窓際に立ち目を閉じる
《彩?》
『銀、一応周り見て回ってくれる?ここから見てても霊は居ない…』
《ん、わかった》
銀が去ったのと同時にチャイムが鳴り鞄から仕事道具を取りだし、椅子に座る
しばらくすればメールをくれた子から始まり多くの人達が会議室にやってくる
一人一人話を聞きノートに書き込んでいく
『ありがとうございます。ではこれを持っていてください。一人一枚。周りの人で持ってない人が居たら渡してあげてほしい』
「わかりました!よろしくお願いします」
休憩時間は生徒の話を聞き授業中は先生方の話、残りは状況の確認と銀の報告を聞いていた
そして放課後、最後の生徒の話を聞き気を付けて帰るよう伝えると見送り
静かになった部屋で彩が椅子に座ればノートをぺらと捲り
『霊が居ないのに何故こんなに…異形の気配もないのに…』