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「イギリスのとある組織からの依頼らしくての…行かなきゃならん。…彩、どうする?この寺は他の者に任せるつもりじゃ…これから彩も再出発するんだ…この際一人暮らしでもしてみるかの?」
広重の言葉に彩は少し考える
『おじいちゃん、終わったら帰ってくるんだよね?』
「もちろんじゃ」
その言葉に安心したように彩も頷けば一度ボクを見る
『じゃあおじいちゃんが帰ってくるまで一人暮らしする。たまには連絡ちょうだいね?私からもするから』
暗におじいちゃんと共に居たいという彩の言葉に広重が頬を緩ませ頷く
…親バカならぬジジバカ…
そして彩は極度のおじいちゃん子…
口に出しては言わないが銀は心の中でそう思った
それからあっという間に時が過ぎる。彩の部屋も決まり引っ越しも済ませ、広重の送別会が行われ次の日の朝、彩達と共に空港へと向かった
『くれぐれも身体には気を付けてね』
「ぅむ。彩も頑張るのじゃよ…万が一その系統の仕事なら鉢合わせする時が来るやもしれん…変装だけはするんじゃよ…気を付けてな。銀も、頼んだぞ」
《まかせてよ!お土産期待してるね!》
広重は言葉に彩とボクが頷けば任せておけ、と背中を向け搭乗口に入っていった
《……寂しくなるね》
『(そうだね…けど必ずまた会えるから。それまで私も頑張らなきゃね)』
飛ぶ飛行機が見える場所まで行けば椅子に座り外を眺める
《そうだね。いきなり2件同時にやらなきゃいけないもんね。》
ボクの言葉に彩ら苦笑をもらし頷く
『(銀と私なら大丈夫だよ。なんとかやってみせる…帰ろう、新しい家に)』
飛んでいく飛行機を眺め終えた後、彩とボクは空港を後にした