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夢小説設定
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運転手が言った通り上に着くとそこはお寺で側の家の中に電気がついているのが分かる
玄関前までくればチャイムを押すか押さないかの所で指を止める
これから起こる可能性のある最悪の状態を思い浮かべてるようでその手は震え唇を噛み締めている
《彩…》
ボクが声をかけると彩が一度震えボクを見て深呼吸をする
《彩、ボクもいるよ。》
『っ、うん』
大きく頷いた彩は意を決しチャイムを押す
そして外灯がつくと中から扉が開いた
「おや…彩にそっくりな子供じゃのぅ…こんな時間にどうした?」
『……おじ、いちゃん…』
見下ろしてくる老人の言葉に彩が絞りだす声に老人が目を見開くとすぐに目元に皺を寄せ微笑む
「…彩。よく来たなぁ…ほらほら中にお入り。…そこのお方もお入り。そんな警戒せんでも彩をどうこうするつもりはないでな」
老人は警戒しているボクにも話しかけてきて驚いたけど言われた言葉に直感的に信じてもいいと思った
彩もそう思ったのか素直に中に入りそのあとにボクも続いた
…