Files3.5
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ボクが彩にキャラメルやアメ等駄菓子について話せば目を輝かせ袋の中を漁りはじめる
こういう姿を見れば年相応だと思う…
少したつとトラックが来て仲間だという違う運転手に声をかけられれば再び紙を見せると頷き彩をトラックに乗せ走り出した。ボクは彩の小さな体の横に収まり調度一人分の幅になった
流れていく景色を見ながら運転手の質問に答えてる内に彩が眠くなったようでボクに寄りかかって眠りについた
夜も近付いた頃、運転手が彩を揺り起こす
いつのまにかボクも寝ていたようでぱちぱちと瞬きし外を見れば扉が開いていて運転手がいる。その先は薄暗く、階段があるのが分かる
「この住所はこの階段を上がった所のお寺だ。上までは一人で行けるな?」
『ん…だいじょぶ…ありかとう…おじちゃん達に…お礼…』
まだ寝ぼけてる彩にそんなのいい、と伝えれば彩を下ろし頭を撫でる
『だめ…彩をここまで連れてきてくれた…連絡先教えてほしい…です。』
彩が首を振りポケットから紙を取りだし差し出せば参ったな、と呟きながらも運転手がポケットからペンを取りだし何かを書いて彩に渡した
『本当にありがとう、ございました』
彩が丁寧に頭を下げれば気を付けてな、ともう一度頭を撫でてから去っていった
そのトラックが見えなくなるまで彩とボクは見送った
『行こっか…どうなるか分からないけど…』
《うん…》
彩が緊張した面持ちで言えばボクは階段を見上げ頷いた
…