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その後、道路に出てから道に沿って歩いているとトラックが止まり運転手が降りてくる
そりゃ小さな女の子が鞄だけ背負って歩いてれば注目もされるだろう
このトラックの運転手は何をしてるか聞けば彩が紙を渡しそこに行きたい事を伝え
『それでタクシーを探してるの。』
先程ボクが言った"タクシー"という単語を知らなかったようで説明をしたがどんな姿をしてるのか分からないまま運転手に言えば辺りを見渡し困ったように苦笑を浮かべる
「ここは山中だからなぁ…そうだ、ちょっと待っとけ」
そう言ってトラックに戻っていった運転手がしばらくして小さな袋を持って戻ってくる
「今、俺の仲間にこの住所方面に行くって奴が居たからちょっと待ってればくる筈だ。これでも食って待ってろ。」
『なに、これ?』
「駄菓子だよ。キャラメルとかアメとか入ってる」
受け取った袋を開けると様々な色をした駄菓子が入っている
『おじちゃん、ありがとう!!』
彩はにこやかに言えば頑張れよ、と頭を撫でその場から去っていった
《…優しい人間だったね…》
『うん。…ねぇ、銀』
《ん?》
『…キャラメル?とか、アメってなに?』
《え?》
…ねぇ、彩。どんな生活送ってたのさ…駄菓子を知らない子供…って…
…