Files3.5
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それからボクは彩の式になり、銀という名前を貰った。追いかけてくる大人を振り払い彩を無事に外に出すことが出来た。彩の荷物はちょっと大きめの鞄一つ。
研究室の周りはその場所を隠すように道もなくてあるのはたくさんの木だけ。そこをあてもなく歩き続ける
殆ど研究室から出たことがなかった彩にとって初めての探検のようなもの
どうやら彩は辛抱強い。泣き虫だと思っていたがそうでもなく険しい森の中泣き言を言うこともなく歩き続ける
《これからどうするの?》
『おじいちゃんの家にいく』
《おじいちゃん?》
銀の問い返しに彩は頷きポケットから紙を取り出ししゃがめば銀に紙を見せる
『…うん。前に目隠しつけられて一度だけ行ったことがあるの…その時におじいちゃんがお母さん達に内緒でこのメモをくれたの…何かあったらここにおいでって…』
その紙には住所が書いてあった。目隠しは場所を知られたくなかったからだね、と銀は思いながら頷く
《そこは大丈夫?もし戻されたら…》
『おじいちゃんは違う…って思うんだ…それに戻されたら…戻された時だよ。今は銀が居るしね』
苦笑しながら言う彩に強い子だ、そう銀は思い、笑う
《まかせてよ。…でもそこまではどうする?タクシー乗るにもお金っていうのが必要なんだよね?》
『お金ならあるよ!』
彩は鞄を下ろせば中を開けるとそこには子供が持つには多すぎる程の大金
《…なんで?》
『彩のお部屋に金庫があったの。鍵も私が持ってて、そこに入ってたの貰った。』
まぁ、確かにもし強盗が入っても鍵を子供が持ってるとは思わないだろうけど…子供の部屋に金庫置くのはちょっと…