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《でも…ここにきてご飯もあったし、彩にも会えた…ボクが死んで泣いてくれた…もっと早く彩に会いたかった…》
『彩もっ、もっと早く…違う所で君に会いたかったっ』
彩が再びボクに抱き付きながら言う
《うん。…ねぇ、逃げられないの?》
『……逃げたい、けど…ここから出れないの…扉も重く作られてて…式でも居てくれたら…窓から逃げるのに…』
《式?》
『 うん。彩、陰陽師だから…使役するんだって…』
まだよく分からないの、と呟けば 彩は泣き疲れたのとボクの毛並みが気持ちいいのか抱きつきながらウトウトし始める
《…彩、ボクを式に出来ないの?》
『分からない……けどなってくれたら…嬉しいなぁ…』
《ボクも彩の側にいれたらいいのに…》
彩が呟きぎゅっとボクに抱きついた瞬間彩が光りボクも包みこむ
…暖かい…光……
母さん、ボク、母さんの元に行くのかな…
ボクは光が眩しくて目を閉じる
まだ来ちゃだめよ。その子を守るんでしょ?頑張りなさい…母さんも力を貸すから…
そんな声が聞こえた気がしてボクは驚いて目を開けるも何も見えない。
けど、その先に母さんが微笑んでくれていると感じた