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起きたときはボクの犬小屋にいた。
それに気付いた大人が寄ってきて大人しくしてるんスよ、と呟きボクの前にしゃがみ、手に持っていた細長いものをボクに刺してくる。何かが入る感覚と共に頭痛、吐き気が襲い暴れる前に再び意識を飛ばした
それからボクの地獄が始まった。
あれから彩に会うことも出来ずボクの意識が戻るとご飯をくれた後、何かを入れられて苦しくなって意識がなくなる
そんな日々を繰り返しボクは起き上がることもご飯を食べることも出来なくなっていた
……ボク、死ぬのかな…けど この苦しみから逃れるならいいかも……ボクが死んだら母さん、に会えるかな…何故かは分からないけどもう一度あの子に会いたかった…笑顔を見たかった……
横になったままボンヤリそんな事を思っていると近くにきた大人は失敗だ、とかなんとかいってる
…人間は…ボクで何をしようとしてるの…?もういいよ…楽にさせて…
もう目も開けてることが出来なくて目を閉じる意識を闇に落とした
次に意識が浮上したとき近くで泣く声が聞こえた
もう目も開かないけど…この泣き声はボクに向けられてる…?
『ッヒックごめ、…ごめんねっ…君は何も悪くないのにっ…ごめんね』
その声と共に体を覆う暖かいもの、最後の気力を絞りだし目を開ければボクに覆い被さるように泣いてる彩がいた
『彩のせいだっ…』
彩っていうんだね……君のせいじゃないよ…君は泣いてくれた…こんなボクの為に……ボク、君の飼い犬なら良かったのに…そしたら君を守れたのに…
『ごめんなさいっ』
そこでボクの思考は闇に飲まれ完全に動けなくなった
…