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『麻衣、真砂子、絶対ここから動かないで。ジョンも下がって!』
彩は立ち上がりジョンの腕を掴み自分の後ろにやる
腕を広げながらその穴を凝視しゆっくりと出てきた女を見れば指を組む
「富子さんはいません!地上を捜してもどこにもいませんのよ!その子達は富子さんではありません。どうぞもう自由にしてあげて!」
真砂子が叫びながら言えば穴の縁から子供の手が伸びてくる
『っ、束縛が強すぎて逃げられなかったのかっ…結っ、っぁ』
麻衣達が悲鳴を上げた瞬間彩が結界を張るも思念の強さに思わず膝をつく
「彩!」
《彩!》
『だい、じょうぶだから!動かないで!』
彩が制止をかけ止めると女を睨み付ける
しかし女はナルを見る
視線を辿って彩がナルを見れば手に持ってる人形。
「おまえの子供はここにいる。」
その人形をナルが投げればそれが子供の姿に代える
「集めた子供ともども連れていくがいい」
子供が女の腕の中に入った瞬間光が溢れる
…オネエチャン、アリガトウ…
アリガトウ
彩は暖かい光に手を伸ばし子供の優しい笑顔を見れば微笑む
女や子供が浄化したのを確認した真砂子の声を背に彩は笛を奏で続けた
…