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全ての用意が終ると綾子とぼーさんは外に待機。
『…よしっと』
彩は鬼門の手前に残りの飴玉をばらまくと何故、と顔をしているぼーさん達に気にしないでと言えば居間に向かう
そこにはすでにジョンが仕度を済ませ彩はナルに一度顔を向ければ真砂子の隣に座る。すると真砂子は彩の腕にしがみつく
「大丈夫?ベースに戻ろうか?」
「いえ、ここにいますわ…除霊には二つありますの…除霊と浄霊…」
麻衣が心配そうに真砂子を見るが首を振り麻衣に顔を向け話始める
ジョンの神言が始まり残っている子供が逃げ惑う姿が見える
「浄霊は霊に語りかけてこの世へのこだわりを解いてやるんです…でもこれは霊媒…それと彩なら出来ますわね…」
『まぁね…声を聞けるから』
「でもナルは霊媒じゃないのですもの…除霊をするつもりなのですわ…」
真砂子の話を聞きながら彩も眉を潜めるもナルを信じているため何も言わない
「悪い人間が居たとしますでしょ?説得して改心させるのが浄霊…有無をいわさず殺してしまうのが除霊ですの…」
『異形ならともかく…霊も人間も同じに見えるから…除霊は見たくないかな…』
苦笑を浮かべながら言う彩に真砂子も頷き、ふいに銀が動き麻衣にちょっかいを出そうとする子供を追い払う
『(ありがとう銀)』
彩は懐から横笛を取り出せば真砂子と麻衣を庇うように動き前に座れば奏で始める
ジョンの言葉が続き冷気が穴を中心に広がっていく
「どうです?」
「逃げ惑っていますわ…子供は殆どの居ません…居間の外へ逃げていきます…彩の、彩の笛で開放されていきますわっ」
タスケテ…イタイヨ
オネエチャン…キレイナオト…
『(大丈夫、君たちはもう上にいけるよ…飴を1つ持っていってね)』
集中しながら吹いていきしばらくすれば子供が周りに居なくなる
『(あれ…子供はこれで…)っ!』
奏でるのを止め辺りを見ればさ迷ってる子供は居らず気配を感じ穴を見る
真砂子も感じ取ったようで息を詰める
「でてくる…っ」
…