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麻衣達がベースに戻ったのだろう隣の部屋が静かになってから彩は隣を見る
そこにはナル…のそっくりさん
先程からずっと隣で座っている。
『…ナル、の生霊じゃないよね』
そのナルにそっくりな彼は首を振り優しい顔で首を振り口を開く
『…ジー、ン?』
動く口のまた読み取れば頷くジーンに彩は首を傾げ
『はじめまして、ジーン。何故ここに?』
微笑みながら彩が聞けば分からないんだ、と肩をすくめる仕草
それに苦笑しながら彩は彼をじっと見る
『そっか…ならナルの所行かなくていいの?』
彩がそう呟くと困ったようにジーンは笑い首を振る
そして、彩に手を伸ばす
彩は伸ばされる手とジーンを見ればそっと手を重ねる
手が重なった瞬間彩は見た
小さな頃のジーンとナル
力の暴走
養子
SPR
手が繋がれてる彼の死に際…
車、人の足、シート、湖
『……………』
彩は何故か溢れ出る涙を拭おうとせずジーンの顔を見てぎゅっと冷たい手を握り俯く
…ごめん。ナルをよろしくね彩。
彩が最後に見たジーンの顔は微笑み混じりで彩の涙を手で掬うようにした。
……