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綾子の願いで麻衣と彩は後ろに待機する
綾子が祝詞を始めれば冷気が漂いはじめる彩は閉じていた目をそっと開ける
「綾子、続けて!」
「わ、分かってるわよ!」
ドンドンと何かを叩く音に綾子が怯み麻衣が促せば再び姿勢に入る
彩は祝詞を聞きながら邪魔しないように中腰になる
『(子供を使って…ナルがなにか分かったみたいだし、様子見に行こうかしら…)』
通信してみるのも手かもしれないが今何処に居るのかも分からない為出来ない。
そんな事を思ってると麻衣の悲鳴が響く
何事かと思えば麻衣の足が穴へと向かって引っ張られていく
「あ、やこ…助けて綾子! 彩! 」
『っ、麻衣!』
彩が咄嗟に駆け出し落ちる寸前で麻衣の手を取る
「っ彩!」
麻衣が助かった安心感で涙を流すも当の彩は苦笑い
その視線の先には井戸から伸びている数本の手が自分の腕を掴んでるということ
『(この場に銀が居たら色々叱られただろうな……)ごめん麻衣。とりあえず一緒に落ちてみようか』
「そんなぁ~!?」
『私がいるから大丈夫よ…きっと』
「その根拠ってなにー?!」
にこやかに言う彩の身体も引っ張られ騒ぐ麻衣の腕を離すことなく落下していった
…