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そのあとすぐに麻衣やぼーさんが部屋に入ってきて開いた穴に目を見開いた
彩はその穴を覗き込むとすぐに肩を引かれる
「危ないから下がってろ。」
肩を引いたのはナルで彩は素直に下がれば頷く
最近、ナルが過保護になってきたような気がする…?
「こいつは井戸を埋めた跡だな…かなり古いヤツだ」
今度はぼーさんが覗き込みながら言う
「私にはこの井戸が地の底まで続いてるように見えますわ…はるか底に子供の霊が淀んでいる…彩のおかげで殆どの子供達は昇っていきましたけれど…」
『そこにいる子供達は女の霊の束縛が強すぎて上がってこれなかったようね…どっちにしろこの霊をどうにかしなきゃ同じ事が繰り返される…』
「奥深いところに潜んで母親の振りをして子供たちの霊を呼んでいます…」
彩がそう呟き少なくなった飴を集める。それに気づいた麻衣も手伝いはじめた
「「とみこ」というのは?」
「女の子供です。女は子供を探していますの…自分の娘を…」
「そういうことか…」
ナルがそう呟けば出掛けてくる、と言い出ていってしまった
それに全員が呆れたように見送れば今度は誰がやるかという話になった
『もう一度私やりましょうか?私が子供解き放っちゃって怒ってるかもだし』
「いや、疲れてるだろうから休んどって。それに彩にはいいもの見せてもらったしな」
「本当!凄い綺麗だったよ」
ぼーさんと麻衣の言葉に戻ってきていた綾子とジョンが首を傾げると後でリンに見せてもらえと笑う
『笛は昔から習ってたからねー。綺麗な音だよね。』
彩がそう言えば真砂子が慣れたようにそうですわね、と微笑み
逆に何で分かってないのぉ…と肩を落とした麻衣をぼーさんが宥める
『?』
その様子に首を傾げる彩に綾子も分かったのか溜息を吐く
「いいわ、アタシがやる。ぼーさんとジョン、真砂子は礼美ちゃんの方にいって」
『(銀、警戒怠らないようにね)』
《ん…無茶しないでね!》
…