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ジョンが礼美に祈りを捧げるのを見ていれば慌ただしい足音が聞こえそちらを見ればぼーさんが飛び込んでくる
「ナル!ミニーが消えた!ついさっきまではベースにあったんだ。ちょっと、目を離したスキに…」
「逃げたか…じきに現れる、きっと…」
ミニーが現れないまま時間だけが過ぎる
しかしいきなりラップ音が響きマイクを確認すればたくさんの子供の声が響く
「子供の声…どすな。えらいたくさん…何人いてるんや……」
「礼美ちゃんを探してるみたい…」
「ジョンのしたことが効果あったか…とすると結界が役にたつかもな」
ぼーさんが呟けば麻衣は首を傾げる、そしてぼーさんは彩を見る
「オマジナイで悪い霊が入れないようにしてやるのさ。ここの部屋の四隅に貼ってある護符も結界の一種だ…彩が貼ってくれたみたいだし、じゃなきゃ真砂子もここにいれないだろ」
「へぇ…やっぱ彩って凄いね」
麻衣も意気揚々と彩に顔を向けながら言うも
『……………』
「彩?どうかなさいましたの?」
モニターを見たまま何の返事もない彩に側にいた真砂子が声をかければ悲しそうに、しかし微笑みながら首を振る
『あ、ううん…麻衣もごめんね。ぼーさんが言うようにこの部屋には結界が貼ってあるから大丈夫。けど結界も絶対って訳じゃないから、押し寄せられたり強い力をぶつけられたら破られらるけどね…実際あまり護符に大きな力はない…』
あまり役立たないかも、と笑いながら言えば真砂子と何故か麻衣が彩の腕にしがみつき首を振る
『真砂子?麻衣?』
「そんなことありませんわ。私は彩の結界で守られてます…」
「そうだよ!彩が色々やってくれてるの知ってるから!礼美ちゃんだって助けてくれた…ありがとう彩」
二人の言葉に彩はありがとう、優しく笑うと子供の声が途切れる。
それに麻衣がどうしたのかな、と呟く
「ナル…ナル!ミニーが礼美ちゃんのところに来たわよ!礼美ちゃんの布団の足元がふくらんでるのに気づいてめくってみたら居たのよ。」
綾子か布に包んで持っているものをナルに渡す
「礼美ちゃんは無事ですか」
「ええ」
礼美ちゃんを見つけたから子供の声が途切れた。
根本を断たなきゃ礼美ちゃんも典子さんも危ない…
彩は先程の苦しそうな子供の声を思いだしそっと目を閉じた
…