それから彩と銀はは次々起きて行動を始めるメンバーに触れぬよう(銀は別にいいのに一緒に避けてた)１つ１つの部屋を１日見て回った…ドアを開けるときな細心の注意を払いながら…


『(やっぱここが一番多くて一番嫌な気…)』


《床下に何かあるね…丸くて大きい結構高さがある…》


銀の言葉に彩は部屋の真ん中まで歩きしゃがむと床を叩いていく


『(ここだ…ここに井戸があるかも…凄い念を感じる…子供も苦しがってる…今は離れてた方がいいわね…引きずりこまれたくないし…礼美ちゃん大丈夫かな…)』


僅かな音の変化に気づき目を閉じ集中すると自分の手の下から涌き出るような黒い靄。

すぐさまその部屋から出ると時間を確認して報告するためベースに戻る

前まで来ると僅かに扉が開いており、きっとリンさんが開けといてくれたんだ、と思いそっと中に入るとリンとナル以外居らずパソコンに向かっているリンの傍に立つと他から見えないようにばんそうこを見せる

ナルからは死角になってる為ばんそうこは見えない


｢っ、!!……｣


一瞬リンは驚いたように彩の方に顔を向けるもすぐにモニターに戻す

彩は術を解くことをせずリンの前にあったペンを取り紙に


ーちょっと思った以上にこの家危ないかもしれない。皆が寝た頃に戻ります。礼美ちゃんから目を離さないで。後、居間に注意ー


そう書けばペンを置き頷いたリンに肩に手を置けば離し再び部屋を出ていった


｢…………？(彩が居た気がしたが…)｣


見えない後ろ姿をナルがふいに振り返った



…