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『それで正反対の気を五行相剋。これには木剋土、土剋水、水剋火、火剋金、金剋木…そうですね…では今度は渋谷さんに問題です。』
「僕はいい。」
『問題、です。簡単ですから答えてください。金属を溶かすものは?』
ナルに問題を仕掛けただけでも冷や汗ものなのに有無を言わさない笑顔を彩が浮かべると全員が顔を青くした
「…………火」
『はい、よく出来ました。正解です。そう火が金属を溶かす、土が水を吸い上げたら干からびる。木が土から養分を取れば土がやせる、鋭い金属で木を斬り倒す…では水剋火は?』
教師が生徒に教えるような口調にナルは居心地の悪そうにするも 彩の言葉に耳を傾ける
リンはその姿を見て思わず苦笑を浮かべる
「はい!水が火を消す!」
麻衣が勢いよく手を上げ答えると彩は手を伸ばし麻衣の頭を撫でる
『麻衣、大正解。…話が遠くなりましたがこの五行相尅の図を符に乗せたんですよ。人間が起こした火でないなら簡単には消えないと思いましたので。』
頭を撫でられ照れくさそうにする麻衣に微笑みながら全員を見渡しながら言うとぼーさんは感嘆したような息を吐く
「はー…すげーや。でもよく咄嗟にそんな事出来たな。」
『あぁ、それは占じた時に出てきたので一応何か起きても対処出来るようにと符はポケットに入れときました』
「「は?」」
『え?』
彩がさらりと言えば全員が首を傾げ、それに自身も首を傾げるとナルはため息をつき
「彩、占じた事を報告をしてもらおうか」
あぁ…そういえば報告してなかった…ってかいつの間に渋谷さん私の名前で呼ぶようになったんだろ…
…