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ナルの言葉を受けて彩は二つ返事で頷くと早速着替え用意を始め、車から持ってきた六壬式盤を置きその前に座る
言い出したナルと様子を伺っていたリンは色々手配があるらしく外に出ている
《何を調べるの?》
『ジーンの居場所…というか位置かな?』
《それ、調べられるの?》
六壬式盤は死人を探し出すものではないと銀がそう言えば彩は苦笑を浮かべる
『そうだけどね。…でも探し人の依頼でやったこともある…生死問わず探したこともある…それに湖はここだって分かってるんだからやれることはやらなきゃ…じゃあ静かにしててね』
《無理はしないでね…ちょっとボクは外に出てるね》
銀か出ていったのを確認すれば一度深呼吸をしカラン、そんな乾いた音が響き彩は意識を集中させ目を細めた
『(応えてジーン。あなたはどこにいるの…)』
完全に目を閉じれば真っ暗になる。
そんな中、カラカラという音に耳を傾けていれば段々視界が明るくなっていく気がしゆっくり目を開ける
…また夢…?いや、違うっぽいな…
目を開ければ水の中
上を見れば日の光が見える。
苦しくもないし、身体も動く。息も吸える。けど水の感触はする
どういうことだ、と考えるも分からずまぁいいかと歩きはじめる
…あの湖の中ならジーンを捜せるかもしれない…
辺りを見渡しながらゆっくり歩いていると少し離れた場所に人が立っているのが分かる
そこに近付くと僅かに驚いたようにジーンがこちらを向いて目を見開いている
『ジーン…』
「え、…彩、何故こんなところへ来たの?早く戻らなきゃいけないよ…」
『?どういうこと?』
「早くナル達のところへ帰って。でないと戻れなくなる」
彩の質問に答えることなく急かすように言われ背中を押される
『っちょ、ジーン、ジーンはどこにいるの!』
背中を押されながら背後にいるジーンに聞けばふいに押す手が弱まりスイ、とある方向を示される
そこには藻がつき、草がまとわりついているが盛り上がり何かがあるのは分かる
『…あそ、こ…?』
「さあ、早く」
トンと背中を押され躓きそうになり咄嗟に後ろを振り返るもジーンの姿はなかった
『っ、皆…ナルもリンさんも!必死にジーン探してるから!必ず見つけるから待ってて!』
大きな声で叫ぶと同時に自分に向かって波が襲い彩はぎゅっと目を閉じた
ありがとう。そうジーンの声が聞こえた気がした。
言い出したナルと様子を伺っていたリンは色々手配があるらしく外に出ている
《何を調べるの?》
『ジーンの居場所…というか位置かな?』
《それ、調べられるの?》
六壬式盤は死人を探し出すものではないと銀がそう言えば彩は苦笑を浮かべる
『そうだけどね。…でも探し人の依頼でやったこともある…生死問わず探したこともある…それに湖はここだって分かってるんだからやれることはやらなきゃ…じゃあ静かにしててね』
《無理はしないでね…ちょっとボクは外に出てるね》
銀か出ていったのを確認すれば一度深呼吸をしカラン、そんな乾いた音が響き彩は意識を集中させ目を細めた
『(応えてジーン。あなたはどこにいるの…)』
完全に目を閉じれば真っ暗になる。
そんな中、カラカラという音に耳を傾けていれば段々視界が明るくなっていく気がしゆっくり目を開ける
…また夢…?いや、違うっぽいな…
目を開ければ水の中
上を見れば日の光が見える。
苦しくもないし、身体も動く。息も吸える。けど水の感触はする
どういうことだ、と考えるも分からずまぁいいかと歩きはじめる
…あの湖の中ならジーンを捜せるかもしれない…
辺りを見渡しながらゆっくり歩いていると少し離れた場所に人が立っているのが分かる
そこに近付くと僅かに驚いたようにジーンがこちらを向いて目を見開いている
『ジーン…』
「え、…彩、何故こんなところへ来たの?早く戻らなきゃいけないよ…」
『?どういうこと?』
「早くナル達のところへ帰って。でないと戻れなくなる」
彩の質問に答えることなく急かすように言われ背中を押される
『っちょ、ジーン、ジーンはどこにいるの!』
背中を押されながら背後にいるジーンに聞けばふいに押す手が弱まりスイ、とある方向を示される
そこには藻がつき、草がまとわりついているが盛り上がり何かがあるのは分かる
『…あそ、こ…?』
「さあ、早く」
トンと背中を押され躓きそうになり咄嗟に後ろを振り返るもジーンの姿はなかった
『っ、皆…ナルもリンさんも!必死にジーン探してるから!必ず見つけるから待ってて!』
大きな声で叫ぶと同時に自分に向かって波が襲い彩はぎゅっと目を閉じた
ありがとう。そうジーンの声が聞こえた気がした。