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彩がコテージを確保し、ナルとリンを待っていると自分の歩いてきた方向から二人の姿が見え手を振る
少し離れた後ろからぼーさん達の姿も見え彼らが残ったのだと知る
「彩。すみません、手続きをやってもらって」
『気にしないで…あ、荷物ありがとうございます』
リンから荷物を受け取り中に入ろうとするが後ろから来た麻衣が彩!と呼び止める
ナルとリンに先に入ってるよう促し、自分の荷物だけ中に入れれば再び戻る
『どうしたの?麻衣、真砂子』
「彩は私たちと一緒のコテージじゃないの?」
不安げに聞いてくる麻衣と心配そうに見てくる真砂子に彩は頷く
『ごめんね。今回はこっちに泊まるからさ。ナル達は任せて』
「でも…ナルもリンさんも…男の人だよ…?」
その言葉にきょとんとするが思わず小さく笑ってしまう
それに麻衣が顔を赤くし彩は麻衣の頬を指でつつく
『はは、大丈夫だよ。…それに今はそれどころじゃないから』
ナルもリンさんも…私も
「彩もなにか知ってるの?」
も、ということは真砂子が何かしら言ったのかと視線を向ければ僅かに俯く真砂子
再び麻衣に視線を向け悲しげに笑う
『ごめんね、私からは深く言えないの…とりあえずこっちは大丈夫だから』
頭を撫でながら言えばコテージの中から彩、と呼ぶ声がし真砂子に顔を向け目を合わせると真砂子は小さく頷く
「麻衣、行きますわよ」
「…………うん」
『ごめんね、またね』
ヒラヒラと手を振り背中を向けて去っていく2人を見送ると彩はコテージの中へと入った
『ごめんね、呼んだのナル?』
中に入り声をかけたのかを聞けばナルは頷く
「あぁ、…頼みがある」
『?』
珍しく手持無沙汰で座っていたナルの正面に座り首を傾げればナルはいたって真剣な顔をしており彩も自然と真剣な表情になる
「…占じてみてくれないか」
。