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そしてたどり着いたのは長野県の山中
車から降りたメンバーは目の前で喧嘩してるぼーさんと綾子をみてため息を吐く
どうやら喧嘩して道を間違えたようだ
「松本の方を通る筈ですのにそちらに行かないのでおかしいと思いましたわ」
「分かってたら教えてくれよ真砂子ちゃん」
『あー…リンさんがクラクション鳴らしたんだけどね…』
ぼーさんが肩を落として言った言葉に彩は苦笑しながら頬をかく
「彩も皆さんに電話したけれどそれすら無視なさるから近道があるのかしら、と言ってたんですもの」
彩とは違いバッサリと切るような真砂子の言葉に携帯をみて罰のわるそうな顔をし乾いた笑いをこぼす麻衣
安原が地図を取り出し位置を確認する
「とにかく県道まで戻らないと…えーと…このまま真っ直ぐ奥に行くとキャンプ場があります。そこから県道に戻る道に出れますよ」
彩も向かい側から地図を覗き込み安原が示す場所を頭に入れ出発しようと車に乗り込む
少し進むと本当にキャンプ場があり近くには湖が…彩がそれを見た瞬間
『っ』
突如彩の頭の中に夢の光景が広がり息を呑む
…まさか…
《彩?》
息を飲んだのが分かったのだろう銀がこっちを見るが彩はそれどころではない
『ナル!』
「っ…リン、止まれ」
咄嗟にナルを呼び、ナルも分かったのかリンに停車を求めると急ブレーキをかける
「ナル、彩、いったい何が…」
《ちょっ、彩…まさか…》
真砂子の問いに答えることなく銀は何かを悟ったように目を伏せる
彩は車を飛び出し湖の脇にあるガードレールに手をつきズルズルとその場に座り込む
ナルもそれに続き湖を見て目を見開く
「やっと…見つけた…」
彩の啜り泣く様子にリンも真砂子も何を意味するのかが分かり目を伏せた
。