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《彩!!》
『っ!』
銀の叫びにぱっと目を開けた彩は目の前にいる銀の姿にそっと肩の力を抜く
《大丈夫?魘されてたよ?》
『魘されて…?』
銀に言われて気づく。動悸がすごく、変に汗をかいている
隣を見ると真砂子も心配そうに手を握っており、前に視線を向ければナルもこっちを見ている
「やはり退院するのは早かったのでは?」
ミラー越しにリンにも言われれば彩は首を振る
『ううん、大丈夫。変な夢をみただけ…ごめんなさい。私どれくらい寝てた?』
真砂子に顔を向け聞けば10分位だと言われ外を見れば確かに時間はさほど経っていないことがわかる
それに安堵し眠気ももうないため一息つくと椅子に体重をのせる
《陰陽師の見る夢には意味がある…どんな夢だったの?》
銀の問いかけに全員がこちらに耳を傾けるのが分かり彩は思わず小さく笑う
『水の中に落ちていく夢…どんなに足掻いても浮かなくて下に落ちてく』
《水…かぁ…》
それきりその話は終わりになり真砂子と雑談していたが急にリンがクラクションを鳴らす
『な、なに?』
リンが鳴らす程に横暴な運転をする輩がいるのかと前を見るとぼーさんの車が目的方面とは別の道に入っていく
『あれ…』
リンが鳴らすクラクションにも止まることなく進むぼーさん達に顔を見合わせ首を傾げる
「きっと近道かなにかを知っているんではなくて?」
『私電話してみるよ』
携帯を取り出し運転はぼーさんの為、綾子、麻衣、安原に電話をかけるが通じない
そのことをナル達に伝えればナルとリンは同時にため息を吐き後ろをついていった
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