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「自主退院?!ってことはナル今日退院するって自分で決めちゃったわけ?!」
麻衣が車の中でそう言えば真砂子が頷く
「ええ、ナルが退院宣言をしてお医者様も止めなかった、というのが本当らしいですの…それに便乗して彩も」
「彩まで??!」
ついこないだまで一緒の病室だったが翌日言ったら別室に変わっており首を傾げたがナルの異様に悪い機嫌を見た瞬間、何も聞けなくなってしまった
「まぁ、まずかったら医者も止めるでしょうよ」
綾子がそう言い一騒ぎあるが無事に病院についた
《彩、本当に大丈夫なの?》
荷物を整理しながら彩は頷きながら入院直後に見た夢のことを考える
どういう意味があるのかは分からないが…何かの前兆の可能性もある。変な胸騒ぎが日に日に強まり退院すると言ったナルに便乗させてもらった
『大丈夫だよ』
《でも、ナルと…》
『…………バカなこと言っちゃったな』
あの日、ナルに何故自分と付き合おうと思ったのか、実験材料としてか、なんて聞いてしまい気まずくなったため看護婦に頼んで別室にしてもらった
それからナルと顔を合わせていない
《早く仲直りしてね》
銀の言葉に苦笑を浮かべながら頷きナースステイションに行けば
『あれ、綾子』
「彩じゃない。後で麻衣たちと行こうと思ってたのよ…本当に大丈夫なの?」
同じように挨拶にきたのだろう。綾子は心配そうにこちらを見て彩の持つ荷物に目を向ける
『大丈夫。会計だけ済ませてくるね。ロビーにいるから』
「わかった。大人しく待ってなさいね」
はーい、と言えば苦笑をもらした綾子は去っていき自分も看護婦に挨拶を済ませ階段を下りようとするが…
『あれ、リンさん』
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